お天気保険を知っていますか?

事故・災害リスク

みなさんの中に、旅行が趣味だという人はいませんか?
突発的に計画していく場合もあれば、数か月前からじっくりと計画を練っていく場合もありますよね。
しかし、どんなに楽しみにしていても、その時の天気がどうなるのかは運次第です。
今回は、旅行を天候で台無しにしたくないという人に、必須の保険をご紹介しましょう。

お天気保険ってどんな保険?

旅行に限らず、外で行うレジャーは、天気の状態に左右されますよね。
せっかく楽しもうと思っていても、土砂降りで外に出かけられないとなると、ガッカリしてしまうでしょう。
また、旅行が近くなってから、天気が悪いことが分かっても、キャンセルまではしたくないという時もありますよね。

そんな時に役立つのが、”お天気保険”になります。
お天気保険とは、ゴルフ等のレジャーや旅行をする際に、旅行会社や施設を通して加入することができる保険です。
ですので、保険代理店等に個人で行って、申し込みをするという形ではありませんから、一般的な保険とは申し込み方が違いますよね。

保障内容は、旅行やレジャー先で、一定の雨が降った場合に、代金の全額や一部が返還されるというものです。
私たちの知っている保険の内容では、このような事情でお金が戻ってくるということは今までありませんでしたよね。
そのため、予期せぬ雨に当たってしまい、予定通りに楽しめなくても、その分のお金が戻ってくると考えるといいでしょう。

保険料は、加入する保険会社によって変わりますが、安いプランだと500円から加入できる内容がありますので、とても少額ですよね。
また、宿泊代金の何割分かを負担することで、保障が得られるプランもありますから、それによって戻ってくるお金も当然ですが変わってきます。
保険料が高めになるほど、いざという時の返金額も満額に近くなってきますから、旅行代金と保険料の兼ね合いがポイントになるかもしれません。

どんな人向けの保険なのかをおさらいしよう

お天気保険への加入が向いているのは、雨の降りやすい時期や地域に、旅行やレジャーを検討している人になります。
しかし、雨が降るといっても、小雨程度や短時間で終わってしまう場合は該当しません。
そのため、認められる保障の条件には、雨の状態が確実に関わりますから、それに当てはまりそうな場合は加入して損はないでしょう。

その条件とは、1時間あたりに雨の量が0.5ミリ以上、あられ、雪が降ったことが、最寄りや指定のアメダスで観測できるかどうかになります。
素人にとっては、この判定の基準を判断するのは難しいかもしれませんが、該当する雨量として認められれば1時間であっても認められるでしょう。
保障内容は、3時間、6時間、10時間ごとと決められていますので、設定された時間に適切な雨量があった場合には、保障が認められることになります。

そのため、雨が降るといっても、どの程度のレベルの雨が降るのかによって、返金対象になるかどうか分かれると思って下さい。
ですので、単純に雨が降りやすい時期や地域といっただけでなく、普段からどの程度の降水量が見込めるのかも事前にリサーチした方が良いかもしれません。
せっかく加入して、雨が降ったとしても、実際はそこまででなかったとなると、保険料がもったいないと感じてしまう人もいますよね。

加入を検討する人は、保険料とみなさんが旅行等で支払う金額のバランスを見た上で、加入を決めた方が良いでしょう。
降ったとしてもそこまで雨量がない場合は、残念だと思うかもしれませんが、加入までしなくてもいいかもしれません。

参考URL HIS
(https://www.his-j.com/kokunai/kanto/otenki/)

まとめ

お天気保険は、旅行やレジャーにとって心強い存在になります。
ですが、肝心の雨量や時間の条件に該当しなければ保障の対象となりませんから、活躍する場は限られるかもしれません。
しかし、降水量の多い時期の梅雨や台風の時期には、思わぬ形の不意の雨も十分に考えられますよね。
それらの時期に旅行等を考えている人には、いざという時に役立つ保険になるでしょう。