転職・再就職支援の採用機会拡大に向けた支援・環境整備とは?

働き方改革実行計画には、「雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、格差を固定化させない教育の充実」というテーマがあります。
このテーマの中では、「転職・再就職者の採用機会拡大に向けた支援・環境整備の推進」と「給付型奨学金の創設など誰にでもチャンスのある教育環境の整備」があります。
今回は前者の内容についてご紹介をさせて頂きます。

なぜ人材の流動性が低いのか?

転職や・再就職支援が必要なっている要因といて、そもそもの人材の流動性の低さがあります。
では、なぜ日本はこれほどまでに流動性が低いのでしょうか?
大きな要因として、大企業を中心として新卒一括採用が主流であることがあるでしょう。大企業に就職した人材はそのまま定年を迎えるまでやめないケースが非常に多くあります。つまり、新卒で入社した会社でキャリアパスは終了してしまっているのです。その影響もあってか、数年前までは転職することすらキャリアダウンのようなイメージを持たれていました。
しかし、実際日系の大企業で成長著しい企業はほとんどなく、優秀な人材は低い成長率の業界の中で本来の力を存分に発揮することなしに、ピークが去ってしますことが多くあります。
本来は、このような優秀な人材は成長している産業に集まるべきですが、現在の日本ではそれができていないため、そのあたりの流動性を上げるために働き方改革がすすめられているのです。

具体的な支援・環境整備とは?

このような状況を受けて、働き方改革実行計画の中で今後の対応の方向性が明記されており、転職者が不利にならないよう柔軟な労働市場や企業慣行を確立することが重要で、年齢関係ない多様な選考、採用機会拡大が進められています。
また、その中でも成熟企業から成長企業への転職支援は集中的に実施されております。
具体的なな施策としては、企業と大学の連携を強化し、転職や再就職用のインターンシッププログラムが構築されていたり、積極的な転職者採用や成熟企業から成長企業へ移動した労働者の賃金をアップさせた場合に企業を支援するような仕組みが作られようとしています。
他にも、職業能力や職場環境の見える化を進めることで、転職や再就職が行いやすい環境整備が作られようとしています。

このように限られた人材ができる限り成長企業に流れていくように、様々な方法で支援を行おうというのが働き方改革の中で取り組まれている事です。

 

用語集

リスクの眼鏡厳選の用語集のページを開設いたしました。

用語集はこちらへ

記事に関するご意見・ご要望をお聞かせ下さい。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

 

関連記事

こんな記事も読まれています

借入金が理由の倒産の種類には無借金経営が理由の場合も?... 会社を倒産させないための資金繰りの方法として、現金預金を潤沢にしておくことがあげられます。借入金の総...
会社の生産性を上げたい方へ!業績給の導入を検討しよう... 日本の企業は世界的に見ても一人当たりの生産性は低い水準にあります。 つまり、長い労働時間の割に生み...
訴訟が起きるケースとは?様々な企業のリスクについて... 近年、危機管理は企業にとって他人ごとではありません。 もしも不祥事などが発生すれば、直ちに信用を失...
企業経営においてマーケティングをする必要性は?... 現代企業経営は非常に複雑化しており、難しくなっていると言えます。 続々と新しいサービスが登場し、海...
経営の「見える化」は業務の抱える問題を解決するのか?... 経営の見える化が重要という言葉は耳にタコができるほど言われていることですが、実際に実行できている企業...

img_01 img_02 img_03 img_04 img_05 img_06 img_07
  1. 2018-1-31

    企業経営においてマーケティングをする必要性は?

    現代企業経営は非常に複雑化しており、難しくなっていると言えます。 続々と新しいサービスが登場し、海…

プレミアム記事

  1. 現代企業経営は非常に複雑化しており、難しくなっていると言えます。 続々と新しいサービスが登場し、海…
  2. IT化やボーダレス社会が進むとともに企業経営は非常に複雑化するようになりました。これまでの常識が通用…
  3. 現代において人材確保に困っていない企業はほとんどないように思います。 特に地方の中小・零細企業にな…
  4. キャッシュフロー経営という言葉をご存知でしょうか? 言葉の通り、キャッシュフローを意識した経営方針…
  5. 団塊の世代など、会社の発展に大きく貢献して来た世代が続々と定年を迎えています。そこで問題になるのが退…
  6. 特定の企業に所属せずに自ら契約を獲得し収入を得る個人事業主ですが、働き方改革の波を受けて今後も増加傾…
  7. 役員が退職する際に支払われる役員退職金について、どれほどの理解があるでしょうか?役員退職金は通常の従…
  8. 中小企業の場合、売上を多数上げることだけに躍起となってしまうと、足元のリスクに掬われてしまう可能性が…
  9. 経営資源が利用できず業務が中断してしまえばどうなるでしょう。トラック輸送が機能しないということは、原…
  10. マイナンバー制度導入前に国税庁が把握していた法人事業所数と社会保険の加入法人事業所数の間には、約70…

話題をチェック!

  1. 2016-12-7

    リスクの多様化で倒産急増中!?危ない企業の見分け方とは?

    中小企業の場合、売上を多数上げることだけに躍起となってしまうと、足元のリスクに掬われてしまう可能性が…
  2. 2016-12-4

    業務が中断すれば倒産危機!運送業の経営管理はBCPが重要

    経営資源が利用できず業務が中断してしまえばどうなるでしょう。トラック輸送が機能しないということは、原…
  3. 2016-12-3

    マイナンバー制度のデメリットとは?倒産リスクを抱える?

    マイナンバー制度導入前に国税庁が把握していた法人事業所数と社会保険の加入法人事業所数の間には、約70…
  4. 2016-11-29

    地震災害による機械製造業のリスクとは?保険での備えを

    もしも大規模地震が突発的に発生して広い範囲で震度6強が観測されたとします。機械製造業の場合には、工場…
  5. 2016-11-27

    会社が倒産したら役員は責任を負うことになる?

    地震が頻発している中で、もしも大地震が発生すれば受注先や取引先とのルートが途絶え収益に影響が出て事業…
ページ上部へ戻る