飲食店が損害賠償請求されるケースは?賠償責任保険で備えを

飲食店には不特定多数の人が来店し、食べるものを提供することで様々な面でのリスクが背中合わせの状態です。そのため万一責任を負うことになっても対応ができるように、賠償責任保険でしっかり備えておく必要があります。

提供する食事や商品が原因になるリスク
飲食店で提供した食品に十分火が通っておらずに食中毒を起こしてしまった場合や、異物が混入していてお客さんが口内を切ってしまった場合など、損害賠償を請求される可能性があります。

食中毒を起こしてしまった場合には、その原因を調べるための検査費用が必要になりますし、事故対応について弁護士に相談すればさらに費用がかさみます。

飲食店の建物や設備が原因のリスク
管理している建物や設備が原因で第三者へ損害を与えてしまうこともあります。例えばエレベータにお客さんが挟まれてケガをしてしまった場合や、店でプロパンガスが爆発し隣接する店舗を全壊させてしまった場合、他にも看板落下により通行人にケガを負わせてしまった場合など、いずれも損害賠償を請求される可能性があります。

販売やサービス業務が原因のリスク
飲食店では様々な食品を様々な形で提供しています。従業員が食事や飲み物を運ぶ途中でお客さんにこぼして火傷を負わせたという場合や、自転車で配達サービス中に通行人にぶつかってケガを負わせてしまった場合など、損害賠償を請求されてしまうかもしれません。

食中毒の休業損害の補償も必要
食中毒が発生すれば保健所から営業停止命令を受けますので、一時的に休業することになってしまいます。そうなると収入がたちまち途絶えるというリスクもあります。

飲食店経営の備えに使える賠償責任保険
飲食店、旅館やホテルなど、食に関して色々なリスクがあるため、損害賠償請求に対してしっかりと備えておく必要があります。飲食店に対応できる賠償責任保険には次のようなものがあります。
・店舗総合賠償責任保険(事業総合賠償責任保険)
提供した飲食物が原因で食中毒を起こしてしまった場合や、配膳中に食事や飲み物をこぼしてお客さんが火傷を負った場合など、第三者に対する賠償責任を補償する保険です。店舗を運営するにあたり起きた賠償事故に対して補償します。
・生産物賠償責任保険(PL保険)
食中毒や食品のリコールなど、製造販売した商品が原因で起きた事故の賠償責任を補償します。
・個人情報漏洩保険
飲食店でもポイントカードや会員特典などを設け、顧客集客を行うケースがありますが、この場合には個人情報漏えい事故にも注意する必要があります。万一漏洩事故が起きた場合に、被害者への賠償責任に備える保険です。
・施設所有者(管理者)賠償責任保険
飲食店で事故が起きて施設の所有者や管理者などが賠償責任を負うことになった場合に補償されます。

飲食店の抱えるリスクは多方面から
飲食店は食べ物と人に関係する部分で様々なリスクがあります。それ以外にも施設や設備から起こる事故や情報漏洩などにも注意する必要があります。万が一事故が起きてしまった時のために、しっかりと備えをしてくようにしましょう。

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