健康経営/なぜ人材確保に役立つのか?

日本は少子高齢化が進んでいることで生産性の低下も企業にとって深刻な問題となっています。
現在注目されている「健康経営」は、従業員に対する健康管理を経営的な視点として捉え戦略的に実践することです。
それによって従業員が活力を持ち、生産性を向上させることに繋がるため結果として組織が活性化されていくと考えられます。業績や企業価値も向上させ、健康経営銘柄として指定されることで投資家の評価も高まるといったことにも繋がることが期待されます。
この健康経営は企業に様々な効果をもたらす取り組みとして注目されていますが、人材確保にも役立つと考えられています。

従業員の疾患は経営に影響する
従業員が糖尿病や高血圧などの生活習慣病、さらに統合失調症やうつ病といった疾患を抱えることは経営に大きな影響を与えます。
そのため現在は労働安全衛生法も改正されたことにより、50名以上の事業所では年に1度ストレスチェックを実施することも義務化されています。

ブラック企業と認識されれば企業価値は低下
健康経営は生産性を向上させるだけでなく、医療費を削減できるといったメリットがあります。取り組むことがメリットとなることもあれば、取り組まなかったことでデメリットになることもあります。
例えば健康経営に取り組まなかったことで従業員が健康を損なう企業になれば、世間からブラック企業だと認識され企業価値を低下させます。
ブラック企業と認識されれば優秀な人材を確保することは当然できなくなるでしょう。
疾患を抱えながらも働ける職場づくり
従業員が病気にならないようにすることも大切であると同時に、疾患を抱える従業員でも治療を継続しながら働くことができる環境と組織づくりも大切だと言えます。
例えば日本人の死因のトップは「がん」ですが、がん治療を受けながら就業する人も多く存在しています。
このように治療を継続させながら、安心して働くことができる職場づくりも労働力不足に陥らないために必要な取り組みだと考えられます。
人材確保のリスクマネジメントとなる
人口減少が続く日本は2030年になれば約800万人就業者が減るとも推計されています。労働力が急速に減少することで生産性を損なう事態に陥らないために、労働力人口を維持できる環境整備と生産性向上を図ることは企業の課題となっています。
健康経営は従業員の健康を守るために、企業の価値を向上するために必要であり、さらに人材確保のリスクマネジメントとして重要な取り組みだと言えるでしょう。
世間から好感を得ることで人材確保に
従業員に対しての保健指導、労働時間の抑制、相談できる窓口の設置、健康増進インセンティブを付与するなど、企業でできる取り組みは様々です。それによって好感得ることができ、良い企業だと認識されることで人材確保も可能となるでしょう。