テレワークで起こしやすい失敗とは

事故・災害リスク

働き方改革の一環として注目されるテレワーク。
メリットが多い働き方ではあるものの、数多くの失敗を経て確立された制度であるという事を、私たちは心に留めておくべきでしょう。
これから益々普及しますので、失敗無くしては語れないものです。
今回はその経緯も含め、テレワークの失敗を学び、今後に生かしていきましょう!

テレワークで起こしやすい失敗の内容とは?

テレワークの導入にあたり、実際に失敗してしまったという経験がある人はいませんか?
例えば、就業時間ぎりぎりまで寝てしまい寝坊してしまったり、労務管理の連絡をしていなかったりといったことが挙げられるでしょう。
これらの内容は、出勤スタイルでは発生しない失敗になりますよね。
職場に集まらないからこその失敗になります。

しかし、上記の失敗はシステムに不慣れだからこそ起こっていることですから、これから慣れていけば改善できる内容とも言えますよね。

しかし中には、解決策が見つからず、テレワーク自体が失敗に終わってしまった企業もあります。
それも、テレワークの最先端の海外企業で、失敗している所があるのです。

どのような失敗なのかというと、コミュニケーション不足により、チームワークに不具合が生じてしまった点です。
従業員が勤務時間中にさぼっているだけでなく、副業や他の仕事の下請けをしていたという事例があり、業務に支障が出てしまったことは容易に想像できるでしょう。
特に、コミュニケーション不足による失敗は、日本でも聞きますよね。
上記で取り上げた事例が発生した後、その企業ではテレワークを取り止める決断をしていますので、必ずしも成功するわけではありません。

上記の失敗の原因は、基本的に1人で仕事をする環境になるからこその事情が関係していますよね。
ですが、これらは利用するツールや対人スキルを見直すことで、解決できる内容もあるでしょう。
その一方で、企業の根底に関わる失敗に繋がることもあるのです。

企業風土と信頼感に関わる事例もある

コロナの影響でテレワーク実施の機会を持った企業の中には、業種的な特徴から導入が不向きであると判断した企業がありますよね。
その一方で、業種的に導入自体には問題ありませんが、企業風土に制度が合わないという事例もあるのです。
最たる例は、ハンコ文化。

業務の過程で、ハンコによる手続きが必要な企業は日本にまだ多くありますよね。
テレワークだからと別対応が認められた企業があるかもしれませんが、従来の企業風土のまま業務をこなさないといけない人もいたでしょう。
その結果、自宅での作業が進まず、職場に行かなければならないという経験をした人もいますよね。
これは、働いている人の問題ではありませんから、企業自体が新しい働き方に合わせるような動きがない限り改善されません。

さらに、テレワークでは常にアプリ等での連絡が求められますので、落ち着いて仕事ができないと感じた人もいるでしょう。
企業の中には、作業状態が少しでも把握できるように、WEBカメラを利用して業務を行うように指示している所もあります。
普段とは違う環境で、誰かに監視されながら行う業務。
この状況に耐えられないという人は、必ずいますよね。

他の従業員は監視するつもりがなくても、敏感に感じてしまい、企業への不信感につながってしまった例があるのです。
これは、個人の感覚による失敗になりますが、全ての従業員に合っているとは言えないことの証明になりますよね。
これから継続するにしても、どのような環境ならば安心できるか、不安感を与えないように従業員同士の関係性を構築する等の課題が挙げられるでしょう。

まとめ

テレワークで起こりやすい実際の失敗から、思い当たる節や共感できる点はありましたでしょうか?
今後も導入を継続していくならば、失敗に対して、どう改善すべきかを詰めていかなければなりません。
小さな失敗や不安感は、コミュニケーションツールで積極的に連絡を取り合うことで、ほとんどの場合、改善できます。
対面時よりも人と関わることを意識しながら進めていくと、失敗することが少なくなるでしょう。