製品の輸送中のリスク

海外取引ではその地域の文化や考え方、そして商習慣など日本とは違った部分が多くある一方で、ビジネスを進める上での基本的なことは国内での取引と共通する部分が多く見られます。
海外取引における貨物の輸送中のリスクはどのようにカバーしていけば良いのかを考えていく必要があるでしょう。


コンテナ輸送の際のリスク
例えば輸入者としてコンテナ輸送の際、運送リスクを回避するためにはどのようなことに注意すれば良いでしょう。
コンテナで輸送する途中で起こる可能性がある不測の事態を回避するために、輸出者とのやり取りにおいて次のようなことに注意しましょう。

・輸出梱包への指示、要請
輸出梱包は輸出される貨物が輸入地まで輸送に耐えられるように特別に梱包する方法です。輸出梱包は一般的には輸出側で行いますので、輸入者は輸出者に梱包方法を指示・要請しておくことが必要です。

・セキュアリングを確実に
海上コンテナ内へ積み付け後は、コンテナ内で商品や製品が動いてしまわないように保定することが必要です。この作業がしっかりと行われていないと海上輸送中にコンテナ内で破損してしまう可能性があります。
パイプや木材などで貨物の位置を固定させる方法や、チェーンやロープなどを使うといった方法がありますが、製品や商品の種類でセキュアリング方法は異なります。輸出者と相談の上、的確な方法を選択するようにしましょう。
信頼できる運送会社を選択すること
そして重要なのは輸入者として海上輸送を委託する運送会社の選択は、対応やレスポンスの良さ、航海ルートなどが決め手になると考えられます。
リスク回避のための本船選び
また、仕出地から仕向地までの直行運行便を選択することもリスクを回避する方法としてあげられます。実際のところ直行便が少ないことで寄港しながら仕向地に着くことが多いでしょうが、航海日数がなるべく短期の本船を選択することも重要となります。
寄港地で積み替えのある本船を選ぶことはできるだけ避けましょう。積み替えで航海日数が長期化することが多く、また見知らぬ土地のCYに留め置かれるといった危険性が増すことになります。
リスクは回避だけでなく軽減の策も必要
製品の海外輸送には様々なリスクが考えられます。そのため契約形態に合わせて、その内容に合う海上保険を選ぶ保険が途中で切れてしまうことのないようにすることも大切です。
保険金額の算出を的確に行っておくことにより、いざ損害が発生した時のリスクを削減することができます。どのように注意をしていたとしても荒天などで海上事故が起こる可能性は否定できませんので、リスク回避だけでなくリスク軽減のため保険への加入も検討しておくことが必要です。

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