企業の福利厚生が人材採用と離職に及ぼす影響

企業で求人を出す際、力を入れているポイントや業務内容などについてしっかりと確認する事は、ある意味、当然ですよね。
しかし、求人を見る側にとっては、他にも重要視している項目があることをご存知でしょうか?
それは、福利厚生です。
今回は、福利厚生の影響力について解説しましょう。

福利厚生は企業の業績において意外と重要な要素になる

サラリーマンやOL等、現在お勤めの方は、どのような部分に注目して職場を選択していることが多いのでしょうか?
例えば、お給料だったり、自宅からの距離だったりと様々と検討する項目がありますよね。
その中でも、注目している人が多いのは、福利厚生の項目になります。

福利厚生とは、健康保険や年金等の加入が義務図けられている内容に、会社独自で行っている補助になります。
その一例には、住宅手当や食堂の割引、バースデー休暇のような制度が当てはまるでしょう。
企業ごとに多様な内容を設けていますので、見ているだけでも面白いですよね。

これら福利厚生の内容は、一見すると業務の中身とは関係がないように思えますよね。
しかし、業務に密接に関係しているのです。
どのような部分で関係性があるのか、みなさんは想像できますか?

実は、従業員のモチベーションをアップさせ、業務に対する意識を高めることができるのです。
例えば、経済的に余裕がなく、あまり休みが取れないような環境で働いていると、新しいことに挑戦するモチベーションが上がりませんよね。
常に、お金や体調面の不安と隣り合わせですので、落ち着いて働くことができません。

しかし、経済的な補助や休暇のサポートがあると、精神的なゆとりが生まれ、プライベートを大切にすることができるようになるでしょう。
そうなると、業務に対してのモチベーションも上がってきますので、良い循環が生まれやすくなるのです。
ですので、福利厚生は企業にとって重要なポイントになると言えますよね。

離職率や採用にも大きな影響を与える

福利厚生は、業務に対してプラスの影響になることをお話ししましたが、企業の人材採用や離職にも影響を与えます。

・職場で働きたいと思ってもらえるきっかけになる

現在は、業務内容も重要ですが、福利厚生を重視して職場を選んでいるという人が増えてきているでしょう。
例えば、その人にとって魅力的な福利厚生があると、その企業で働いてみたいと思いますよね。
特に、他の企業との差別化と言う意味でも、福利厚生は一役買っていると言えるでしょう。
ですので、魅力的な仕組みを整えている企業ほど、人気が高い傾向があることが伺えます。

私たちから見ても、魅力的な内容が書いてある企業には、興味が湧いてきますよね。
また、正社員以外にも、アルバイトやパートタイマーでも利用できるとなると、様々な立場の働き手が増えることでしょう。
企業側の人材確保が難しい現在、まずは人を集めるというポイントとして重視している企業も多いかもしれません。

・離職率の高低は、福利厚生の充実さによる

人が退職を考える理由は様々ですが、その中には福利厚生が関係していることがあります。
その理由は、個人の感覚の部分によるところがありますが、事情を聴くと多くの人が納得できるかもしれません。
例えば、全く福利厚生が設けられていなかったり、自分に合った内容ではなかったりするということが理由として挙げられます。

確かに、自分にとっては不必要だったり、そもそも設けられていなかったりすると、ストレスを貯めこんでしまいますよね。
良い職場を見つけた時には、転職を考えてしまうということが十分あり得るでしょう。
一概に離職率の要因としては言えませんが、離職の多い職場には福利厚生の事情も関係しています。

参考URL RELO総務人材タイムズ
(https://www.reloclub.jp/relotimes/article/11596)

まとめ

今回は、福利厚生の影響力について解説しました。
充実した福利厚生を導入している企業は、従業員のニーズをよく聞き、それに合った内容を導入しています。
これは、他社との大きな比較要素になりますので、人気の度合いにも非常に影響してきますよね。
企業は人材不足が深刻な今こそ、働きやすい環境に注目して運用を進めてみてはいかがでしょうか?

用語集

リスクの眼鏡では、記事に関する用語など簡単に解説したページを開設しております。

用語集のページはこちらへ
 

関連記事

こんな記事も読まれています

増大する役員の法務リスク... 取締役は会社を運営するにあたり様々な権限を持ちます。この権限は、業務を円滑に行うために持つ権限です。...
労働基準法に定められた割増賃金とは?みなし残業の場合は?... 時間外労働に対する賃金の規定はご存知ですか? 労働基準法では時間外労働や休日、深夜の労働に対して割...
運送業:運送業務におけるリスクアセスメント... 運送業務を行うにおいて、労働災害を減少させための取り組みに「リスクアセスメント」という手法があります...
教育業界:教師の生徒・児童へのわいせつ行為と学校が負う責任とは?... 児童や生徒を不快にさせる、学校においての性的な言動や、教職員が学校外で行う性的な言動、いずれもセクシ...
介護の現場/介護施設の夜勤... 介護施設の労務管理を行う場合に重要なのは労働時間管理で、入所者もいることから24時間稼働で効率良いサ...

話題をチェック!

  1. 2019-5-24

    自然災害に対するリスクマネジメントの方法とは?

  2. 2019-4-5

    定款の目的に定めていない事業は行えない?

  3. 2016-12-7

    リスクの多様化で倒産急増中!?危ない企業の見分け方とは?

  4. 2016-12-4

    業務が中断すれば倒産危機!運送業の経営管理はBCPが重要

  5. 2016-12-3

    マイナンバー制度のデメリットとは?倒産リスクを抱える?

ページ上部へ戻る