中小企業が継続して売上げアップを図るための売れる仕組みマーケティング

会社経営を行う上で最も重要なことは利益を出すことです。
当然利益のない企業は倒産してしまいますから、日々行う経営活動の全ては利益を出すためと言っても過言ではありません。
そこで今回は、中小企業が継続して売上アップを図るためのマーケティングの仕組みついて解説させて頂きます。

中小企業には今チャンスが来ている!

中小企業には今チャンスが来ている事はご存知ですか?
日本企業の90%以上が中小企業ですから、元々中小企業が経済を回している日本ですが、現代はより中小企業向けの時代になったと言えます。
この顕著の例として、大手企業の倒産や買収があります。
かつては誰もが日本を代表する企業と認めていた企業でさえ、いまでは競争に負け業績を落とし、外資系企業に買収されるなどの実例が多く登場しています。
これらの背景には、大企業病があり社会全体の変化のスピードに対応できていないということがあります。
そのような背景の中で、中小企業は大手企業と比べて身軽という強みがあり、変化に対応しやすいと言えるのです。
つまり、中小企業でも業績を一気に上げるチャンスが多く来ているのです。

いま行うべきマーケティングとは?

マーケティングとは、自社の商品やサービスの売り上げをより高めるために行う全ての活動を指します。そしてマーケティングの普遍的なポイントとして、時流適応があります。
つまり、時代にあったマーケティングを行なっているかが重要なのです。
ここでは現代にあったマーケティング手法の3つのポイントを紹介させて頂きます。
ポイント1つ目は、高い商品力を実現する事です。
どの業界も多くの競合他社が存在しており、同価格・同品質の商品がありふれています。その中で、顧客に選ばれ続けるためには自社の商品に独自固有の強みがなければなりません。
つまり、「自社の商品はここに注目してほしい」というポイントが明確になっていることが重要です。
独自固有の強みを磨く上で、一点注意が必要なことは、その強みが伝わる伝え方をしているか、という視点を押さえておくことです。
日系企業はこれが非常に苦手な傾向があります。
例えば、品質にこだわっているとしても、その材質などをアピールしてもほとんどエンドユーザーには伝わりません。専門知識がないからです。
そのようなことが起こらないために、その品質があるからこそエンドユーザーにとってのメリットが何かを伝えることが重要です。
ポイント2つ目は、リピートを前提としたマーケティングを行う事です。
これまでのマーケティングと言えば、いかに新規顧客を獲得するかが重要視されていました。
この視点はもちろん重要ですが、それ以上にリピートを前提に集客を行うことが必要です。
なぜなら、既に顧客の奪い合いが起きている上で、人工減少が起こっているからです。つまり、新規顧客獲得の難易度はますます上がり、獲得するコスト(CPO)も上がっているのです。
リピートを前提にマーケティングを行うには、そもそもリピートしそうな客層に絞って新規顧客集客を行う必要がありますし、一度購入・利用した顧客に対するフォローに人員配置やコスト投入が必要です。商品設計すら変える必要があるかもしれません。
ポイント3つ目は、PDCAをこまめに回すことです。
現代のマーケティングの主流はWEBです。
WEBマーケティングにはこれまでのマーケティングとは違う2つの大きな特徴があります。
一つ目は全てを数字で把握出来ること、もう一つが即座に修正できることです。
例えば、折込チラシを実行した場合にわかる数字は、折り込み部数と正確ではないですが反響数のみです。しかし、WEBはアクセス数や検索キーワード、滞在時間や正確な反響数などあらゆる数字が見て取れます。
つまり、紙媒体よりも圧倒的に正確な分析が可能なのです。
そして、その分析結果から改善点が出たとすれば、その場で反映することができます。これも紙媒体ではできなかったことです。
既に印刷していればもちろん不可能ですし、まだ印刷していなかったとしても修正の反映は次回のチラシ配布まで待たなければなりません。
先ほど触れたように、現代はスピードの時代です。
そういった点でWEBマーケティングは非常に現代にフィットしていると言えます。
また、このような数字をこまめに分析、反映そしてまた分析とPDCAを回すことで更に効率的なマーケティングが可能になりますし、顧客の獲得コストも下げることが可能になるのです。

リピーターが増えれば会社は安定する

これまで現代にあったマーケティング手法について解説させて頂きました。
その中でこれからはリピーター創出が重要だとありましたが、リピーターは会社を安定させてくれます。
新規顧客依存型の企業体質は、蓋を開けてみるまで売り上げを把握することはもちろんできません。しかし、リピーター型になれば蓋を開けた時点で予測売上が正確な精度で予測することが可能です。
これができるとできないでは天と地ほど差があります。
計画的な人材採用や積極的な投資も可能になるのです。

変化の激しい時代で重要なことは、少々のことでは揺るがない会社の基盤があることです。そのためにも現代にあったマーケティングを実施して、リピーター創出に取り組んでいただければ幸いです。