みちのく風力発電事業の真実①

真実の眼鏡

近年、日本では再生可能エネルギーを推進しています。
しかし、ただ推進すればいいというわけではなく、太陽光パネルのように自然破壊になってしまう問題を抱えている方法もあります。
また、青森県で行われている風力発電にも、問題があります。
みちのく風力発電事業の真実について、解説します。

みちのく風力発電の問題点

現在、東京都を中心として国では再生可能エネルギーを推進しています。
東京都では、新築物件にソーラーパネルの設置を義務化するなど、太陽光発電を推し進めているのですが、一方で海に面したエリアでは風力発電を増やしています。

特に、北海道や青森、秋田、山形には風力発電計画が集中しています。
青森県を中心とした風力発電事業はみちのく風力発電事業と呼ばれていて、沿岸部に何基も建っている風車は観光名所にもなっています。

しかし、風車を建てる際は様々な問題がありました。
建てる前には住民に対する説明会を行うのですが、実際の中身は住民説得会です。
前面に押し出されているのは、地球温暖化防止でした。

地球温暖化はマスコミでもよく話題としていて、住民にとってもわかりやすい理由です。
しかし、実際には別の目的があるのです。
地球環境を隠れ蓑としていますが、実際には作ることが目的なのです。

風車は非常に大型なので、作るとなると巨額の費用が必要です。
補助金の申請も可能で、様々な利権が絡むのです。
建設会社や、融資する金融機関も関わってきます。

風力関係の研究機関や経済産業省、環境省、そして都道府県の関連部局なども関係があります。
関係機関にとっては、推進するしか選択肢がないのです。

他の選択肢がないため、説明会と言いつつも実際には説得しているのです。
推進することが目的なので、説明会ではメリットしか言いません。
詳しく説明できない点は、誤魔化して明確に答えようとはしません。
どんな問題があっても、将来性がある、発展を続けているといった答えしかしないのです。

みちのく風力発電事業で用いられている風車は、約200メートルの高さがあります。
青森で有名な三角形のアスパムという建物は76メートルなので、約3倍の高さがあるのです。

風力発電では、山に200メートルの風車が何十基も建築されているのです。
また、青森沖洋上風力発電事業の構想もあり、高さは270メートルとさらに大きくなります。

風力発電事業の嘘

風力発電事業の説明会では、低周波が出ていないと話しています。
低周波は健康被害を生み出す原因となるため、出ていないのであれば安心です。
しかし、低周波が出ていないというのは嘘です。

健康被害について知るには、健康被害を生み出す側の事業者の説明ではなく、実際に健康被害を受けている人に聞くべきです。
三重県など、様々なところで健康被害を受けている人はいます。

健康被害の原因には、低周波音や重低音、超低周波音などがあります。
被害としては、睡眠障害や睡眠遮断、頭痛、耳鳴り、めまい、吐き気、目のかすみ、頻脈、イライラ、集中力や記憶力の異常などがよく見られます。
低周波音や重低音は、遮音壁やガラスでは防ぐことが出来ません。

風力発電事業者は、悪い所を隠して説得するのが目的なので、騒音については騒音測定を行った結果を出し、健康被害や苦情に対しては気のせいだと言い張ります。
騒音測定も、風がほとんどなく風車があまり回っていないタイミングで行い、誤魔化すのです。
また、測定不能となった場合には、検査機器をすり替えて誤魔化す業者もいます。

みちのく風力発電事業で風車が建設されている場所は山の中で、近くの谷底に集落がある場所もあります。
風力発電では、風車から谷底の集落に対してやまびこのように反射して音が届いてしまいます。

風車から発する低周波によって健康被害が出てしまう場合は、我慢して暮らし続けるか、引っ越しをするかのどちらかしかありません。
事前に、風力発電所の近くに体験宿泊して、健康被害の原因となる点があるかを確認しておくのが一番重要です。

1~2泊するだけでも、被害が出る人は少なくありません。
風車が回転する音で野生動物が住処を追われる可能性がある、野鳥が巻き込まれてしまうなどの問題もあり、住民以外からも苦情が出てしまうこともあります。

風車と同じ再生可能エネルギーの発電に、太陽光発電があります。
太陽光発電の場合、パネルの耐用年数が過ぎてしまうとパネルが放置されてしまうという問題が起こっています。

風車は非常に大きいのですが、やはり20年という設計寿命年数があります。
日本の風車の数は2500基以上と言われていますが、もし寿命が尽きて撤去するとなると1基につき数億円かかると言われているので、やはり放置される可能性もあります。

事業を行うのが「特別目的会社」や「合同会社」の場合は、たとえ倒産しても損をするのは出資金の10万や100万円だけです。
倒産させることで事業者は簡単に撤退できるため、風車だけ残されてしまうことになるのです。

三重県で、回っている風車が壊れてしまうという事故もありました。
製造したメーカーは海外で、すでに倒産してしまった会社でした。
解体方法もわからず、非常に困っているのです。

青森県の六ヶ所村の風力発電所でも、風車が折れてしまう事故が起こっています。
また、京都では風車の回転部分が落ちてしまいました。
風力発電には、問題点も多いのです。

発電事業者は、風車を設置するために住民を説得し、悪い所は隠していい所だけ明らかにしていきます。
しかし、嘘の説得に騙されてしまうと、被害を受けるのは自分自身です。

自分の身を守るためには、事業者の説明を真に受けて信じるのではなく、自分で納得できるまで調査して、自分の調査結果を信じるようにしてください。
都合のいい「問題ありません」という言葉は、信じないようにしてください。

まとめ

風力発電は、クリーンな発電方法、自然に優しい発電などのイメージを抱いている人が多いのですが、実際の姿は想像とかけ離れています。
風車の建築をする事業者は利権が最優先であり、建築されるのは山の中なので自然を破壊して建築する場所を用意します。
また、健康被害も起こりうることを隠したまま、住民を説得しているのが現状です。
説明会の内容は鵜吞みにせず、自分で調べるようにしてください。