時代の変化と経営者の思考

日本企業の立ち位置は、少し前までは世界のトップクラスに入るほどでした。
特に、中小企業における独自の技術は、世界中から注目されるくらいでしたが、現在の状況はどうでしょうか?
世界からは、時代に乗り遅れているという見方をされていますよね。
今回の記事では、これからの経営に必要な思考についてお話しします。

経営者に求められるリーダーシップの意味の変容

みなさんは、日本の企業に対してどのようなイメージがあるかと聞かれた時、何と答えますか?
例えば、従業員の視点から見ると、大企業になるほど入社すると安定した生活が送れる、というイメージがありますよね。
このイメージの植え付けには、経営者も一枚噛んでいることを知っているでしょうか?

企業の経営者にとって、従来の目標は安定的な経営をすることでした。
そのために、利益となるような商品を開発する、経営を行うといったことがなされていたと言ってもいいでしょう。
つまり、安定性をとにかく追求する、これがリーダーシップに求められる要素になりますよね。

しかし、グローバル化が進むにつれて、安定性だけではリーダーシップが取れない状況が出てくるようになりました。
例えば、パソコンの有名メーカーと言われた時に、日本の企業だけでなく、海外の企業も参入していますよね。
パソコンの購入を検討している人にとっては、商品の選択肢が広がりますが、企業の側から見ると競争相手が増えたことになります。

競争が求められる市場で、安定性は対抗する手段になり得るでしょうか?
当然、業界内で生き残れない事態が出てきたのです。

そのため、経営者には、海外企業も含めた市場で勝ち残るための思考というのが求められるでしょう。
つまり、守りの特化した経営思考では、勝てないことを意味しますよね。
「攻め」のリーダーシップが、時代の変化とともに必要性が高まっています。

これに気づかなければ、多様な市場に生き残ることはできません。

「攻め」のリーダーシップのポイントは時代の先読み

海外企業と競争をしていく上では、戦略性を高め、企業独自の強みをアピールした経営思考に変わらないといけません。
そのためには、状況を先読みする力が必要になります。
例えば、経営者のみなさんは、自身の企業が10年後にどうなっているのか、具体的なビジョンを持っているでしょうか?

意外と10年後の姿を考える、というのは案外難しいですよね。
イメージができないからこそ、どのように行動するか、戦略を立てていくのかが大切なのです!
従って、魅力的な企業にしたいと思っている経営者ほど、社内外を問わず、先読みする思考が求められるでしょう。

どのような技術やニーズに対応できるか、そのイメージができると、何をすべきかが明確になってきますよね。
これは、他社との差別化を図ることにも繋がります。

例えば、新型コロナウイルスの影響によって、多様な働き方が導入された企業は多いですよね。
その仕組みを今後も継続するのか、終息した段階で辞めてしまうのかということは、大きなポイントになるでしょう。
ここでは働き方を例にしましたが、業種内の事情や開発中の最新技術の導入によって変化することも、十分にあり得ますよね。

その時代で求められている事象に対し、どこまで許容し実施するのか。
このような思考は、経営者に求められる思考になるでしょう。
反対に、従来やってきたやり方でうまくいったのだから、やり方を変える必要がないと思ってしまうのは、思考停止状態だと言っても過言ではありません。
10年後、自社が生き残っているのかどうかは、経営者が未来を先読みして行動できているかにかかっているでしょう。

参考URL
ダイヤモンドオンライン(https://diamond.jp/articles/-/214682)
『新時代に向けた企業経営~革新への考察~』
(https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2000/pdf/001212c.pdf)

まとめ

今回は、時代の変化と経営者の思考についてお話ししました。
時代の変化に経営者の思考がついていこうとしなければ、企業の成長は止まり、次のステージへは進めません。
近年は様々な技術が発展し、それを活用できるか否かによって、企業の明暗が分かれかねない状況です。
日頃から情報収集を徹底し、数年先、10年先を見据えた経営戦略を練っていけるかどうかが今後のカギとなるでしょう。

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