企業ががん対策を取り組む必要性が高まっている

企業が取り組むべき課題は時代の変化とともに変わるものです。
今であれば、ダイバーシティ、つまり働き方の多様性はすべての企業が取り組んでいかなければならない課題です。
そんな中、近年企業ががん対策を取り組む必要性が高まっているとご存知でしょうか?
今回はなぜがん対策の重要性があるのかについて解説をさせて頂きます。

社会の変化が新たな課題を生み出している

企業が成長するためには人材雇用は必要不可欠です。
そして、企業で働く人材は社会の変化とともに大きく変わってきています。
現在多くの中小企業では従業員の平均年齢の高さが課題となってきていますが、40代以上の方にとっては正社員としてバリバリ企業で働くのは男性という考え方が一般的でした。
しかし、近年では女性の社会進出が進み、あらゆる業種業態で女性の活躍するケースが増えてきました。
また、企業の平均年齢が上がっている要因には、定年が延長していることもあります。医療の発達などにより、昔であれば60歳で高齢者という認識でしたが、今では65歳でもまだまだ元気な方が非常に多くいます。
少子化であることから生産年齢人口は引き続き減少しますから、働き手の確保のために定年がさらに延長することは容易に想像がつきます。
このような変化が企業に新たな課題を作り出しているのです。
それが、がん対策なのです。

なぜ企業ががん対策と取り組む必要性があるのか?

50代前半までは、男性よりも女性の方ががんと診断される数が多いことをご存知でしょうか?
そして、55歳を超えると一気に男女ともにがんと診断される数が増加します。
つまり、先ほどお伝えしたように「女性の社会進出」「定年の延長」が要因となり、企業で働く従業員のがんになる可能性は上がっていると言えるのです。
このような変化は今後も継続していくことが予測されることから、
企業においてもこれから従業員ががんと診断される数が増え続けると言ってもいいでしょう。これは企業にとって大きなリスクですし、対策をしておく必要がありそうです。

従業員ががんと診断された時にあなたの会社ではどのような対応を行いますか?この問いに対する答えをすでに実行できている、という企業は非常に少ないでしょう。
対策としては、そもそもがん検診を事前に実施し、早期発見を徹底することや、がんになっても働き続ける職場環境を作ることが今後の経営において必要性が高まってくるでしょう。