こんな保険知ってますか?クラシックカー保険

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保険には、様々なものがあります。
そんな中で、クラシックカーの愛好家にとってうれしい保険が登場しています。
それが、クラシックカー保険です。
どういった車が対象で、どのような補償を受けられるのでしょうか?
クラシックカー保険について、詳しく解説します。

クラシックカー保険とは?

世の中には、様々な保険があります。
生命保険や医療保険、自動車保険、火災保険などが有名でしょう。
しかし、大別すると3つに分けられます。

1つ目は、生命保険です。
これは第一分野と呼ばれ、第二分野は損害保険です。
そして、どちらにも属していないがん保険などは、第三分野といわれます。

損害保険は、自然災害や事故など、偶然の出来事によって損害が生じたときに補償する保険です。
自動車保険や火災保険、地震保険などが含まれます。

その中の1つに、クラシックカー保険というものがあります。
これはその名前の通り、保険会社が定めた基準を満たしているクラシックカーが加入できる保険です。

その名前だけ聞くと、貴重品の破損や盗難に備えた損害保険の一種かと思われるかもしれません。
しかし、実は損害保険の中でも、自動車保険に属するものなのです。

自動車保険は、事故や故障の際、その損害を保険会社に負担してもらうことができる保険のことです。
自動車保険には自賠責保険と任意保険がありますが、その任意保険に該当します。

自賠責保険の加入は義務ですが、任意保険の加入は自由です。
しかし、自動車を保有している人のほとんどは、いざというときに備えて任意保険に加入しているのです。

なぜなら、自賠責保険は事故を起こした際に、被害者に対しては定められた範囲内で保障してくれるのですが、自分や同乗者の怪我や相手の自動車は保障の対象外なのです。
もちろん、自分の自動車も対象外です。

実際に、自動車を所有している人の70%前後は、任意保険にも加入しています。
自動車事故は、重大な過失があると数億円の損害賠償を請求されることもあります。
万が一の確率でも、そうなったときに備えて保険に加入しているのです。

なぜ、クラシックカー保険が必要なのか

通常の自動車保険があるのに、なぜクラシックカー保険が別に必要とされるのでしょうか?
それは、クラシックカーの特異性によるものです。

通常、自動車の価格は製造からの年数が経過するほど、下がっていきます。
クラシックカーは製造から20年以上経過していることも珍しくなく、本来なら車両価格はほとんどないといっていいでしょう。

しかし、実際にクラシックカーを購入するとなると、かなりの額になります。
時には、新車以上の価格となることもあるでしょう。
古い車ではあるものの、需要が高いため価格が高いというのがクラシックカーの特異性です。

ところが、普通の自動車保険では車両価格を計算するとき、その車両の新車当時の価格と現時点で製造から経過している年数を元にしています。
つまり、いくら数百万円で取引していても、クラシックカーの査定額はほぼ0円となるのです。

そのせいで、車両保険という車両が破損した際の修理費用を負担してもらえる保険に加入できません。
そうなると、事故で車が破損したとしても、保険は適用されず修理代を自費で支払うしかなくなってしまいます。

クラシックカーの部品は貴重なので、修理費も高額になりがちです。
そのため、保険に加入していてもいざというときには使えない状態となり、不満を抱いているクラシックカーのオーナーは多かったのです。

そこで注目されたのが、クラシックカー保険です。
これは、スイスを拠点としているCHUBB損害保険という保険会社が提供している保険商品で、加入条件として同社がクラシックカーと認める条件を満たしていること、となっています。

その特徴は、車両保険をクラシックカーの市場価格を考慮した金額で提供できる、という点です。
つまり、クラシックカーでもその市場価格に基づいて、補償を受けることができるのです。

その際は、車の市場価格とコンディション、保管状況などを考慮したうえで、車両保険の契約金額を決定します。
豊富なノウハウによるコンサルティングで、適切な金額で車両保険に加入できます。

また、補償内容は事故だけではなく、オプションを付けることで通常の車両保険では補償されない地震や噴火、津波などの災害による損害についても、お献金額まで保障することが可能です。

このオプションは、正式名称を地震・噴火・津波危険「車両損害」保障特約といいます。
CHUBB保険では、クラシックカー保険以外の通常の自動車保険でも、この特約を付けることができます。

加入する条件と割引適用条件

クラシックカー保険に加入するには、いくつかの条件を満たしている必要があります。
まず、車種は問わず国産車と輸入車のどちらでも問題ありません。
また、二輪自動車も含まれます。

製造年から25年が経過していると、クラシックカーとして認められます。
その上で、年間走行距離が5,000km以内であることが条件です。
また、通常走行が可能な状態であり、ナンバープレートが付いた登録車両であることも条件に含まれます。

契約に際しては、原則として車両保険が付保されます。
そのため、車両保険の付保を断られた場合は保険に加入できないので、注意しましょう。
どのような場合に断られるかといえば、以下の2つの条件に当てはまったときが主です。

まず、クラシックカーであっても、レプリカや改造車に関しては契約できません。
また、車の状態を見て引き受けを断られることもあります。
この条件に当てはまるようなら、保険の契約はあきらめたほうがいいでしょう。

保険に加入できる場合、1975年より前に製造された車両で年間走行距離2,000km以内であれば、保険料は20%割引となります。
また、現在加入している自動車保険のノンフリート等級や事故有係数適用期間も、そのまま継承することができます。

まとめ

クラシックカーオーナーにとって、自動車保険への加入は悩みの種です。
加入しても車両保険で車の価値を認めてもらえない中で、クラシックカー保険ならしっかりと価値を認めてもらうことができます。
自分の愛車を守りたいなら、適切な自動車保険への加入は必須でしょう。
クラシックカーを大事にしたいという方は、この保険への加入を検討してみてください。