企業の海外赴任者のメンタルサポートの重要性について

その他

日本企業で、海外へと社員を赴任させる会社が増えています。
しかし、海外へと赴任させたのなら赴任者のメンタルサポートも重要です。
海外への赴任には、様々なメンタルヘルスの悪化も付きものです。
どのような点に注意するべきか、メンタルヘルスは何をするべきかを解説します。

海外赴任によるストレスの要因

近年、多くの日本企業が海外へと社員を赴任させています。
もちろん、海外赴任者へは企業として様々なサポートをしているでしょう。
しかし、そのサポート内容は果たして十分なものなのでしょうか?

企業の中には、サポート内容としてメンタル面でのサポートを見逃している所も少なくありません。
海外赴任というのは、意外とストレスが溜まりやすいため、メンタルサポートは非常に重要となるのです。

もし、メンタルサポートが重要ではなかった場合、様々な問題が生じることになるでしょう。
海外赴任者は体調を崩すことも多くなり、時には一時帰国を余儀なくされることもあり得ます。

また、単身ではなく家族で海外赴任をしている場合は、その家族に対してもメンタルサポートをしなくてはいけません。
それがないと、海外赴任者とその家族の関係が悪化して、離婚の要因になることも考えられます。

しかし、海外赴任をしたことがない人にとっては、なぜそこまでストレスの要因となってしまうのかが分からないかもしれません。
まずは、海外赴任者にとってどのような事がストレス要因になるのかを考えてみましょう。

初めに思いつくのが、生活様式の違いです。
国によって様々な暮らし方があるので、それに馴染めないと大きなストレスになります。
例えば、トイレひとつとっても違いがあるのです。

日本のトイレは、世界でも類を見ないほど清潔で多機能といわれています。
他の国では、ウォシュレットなどありません。
それどころか、発展途上国には水洗ではないトイレも珍しくはありません。
インドなどは、野外で排泄をすることも多いのです。

綺麗好きな人であれば、その違いからなるべくトイレに行きたくないと思ってしまうこともあり得ます。
そういった思いから、ストレスが溜まっていくのです。

時間に関する感覚の違いというのも、ビジネスにおいては重要です。
1分1秒まで厳格な人が多い日本人にとっては、数時間遅れるのも当たり前な国や、昼休みを数時間儲けている国などはなかなか馴染めないことがあります。
それにイライラするようなら、やはりストレスの要因となるでしょう。

他にも、海外赴任には多くのストレスがついてくるものです。
そういったメンタル面でのリスクを放置していると、労働者の心身の健康を害することになるでしょう。
それを防ぐために、企業は海外赴任者に対してメンタルサポートをする事が重要なのです。

メンタルサポートは何をすればいい?

企業が海外赴任者にメンタルサポートをするとして、どのような事をしたらいいのか分からない、ということもあるでしょう。
メンタルサポートは具体的にどのような事をすればいいのか、解説します。

まず、メンタルサポートは海外赴任前から行いましょう。
これは、海外赴任に耐えるための心の準備をするのと同時に、海外渡航者に対して安心感を与えることに繋がります。

海外赴任者は、社命だから弱音を吐かず、しっかりとやり遂げなくてはならない、と意気込んでいることが多いのですが、事前にセミナーを行ったり事例を説明したりすることで、何かあったら会社に相談してもいい、ということが分かります。
そうすることで、問題が起こった時の早期発見に繋がるのです。

こういった事前の準備は、本人だけではなくその家族に対しても行いましょう。
辞令を出して、ただ行ってきて、頑張ってきてというだけではなく、家族を含めて心の準備ができるようサポートすることが重要となるのです。

赴任中は、こまめに連絡をしていきましょう。
電話やメールで状況報告を聞き、問題が起こりそうな予兆があれば放置せずに素早く対応していきます。
また、連絡は相手からくるのを待つのではなく、企業側からしていくようにしましょう。

定期的に、ストレス状況をチェックしていくことも忘れないようにしてください。
些細なことでも、気軽に話せるような関係性を築いていく事を目指しましょう。
メンタルトラブルが生じた際は、こまめに対応していくことも必要です。

一時帰国も、なるべくこまめにできるようにしておくべきです。
その際は、直接顔を合わせて話を聞く体制を整えましょう。
プレッシャーを与えず、弱音を吐きたいようなら聞いてあげる事が大切です。

海外でメンタルケアが必要になる事態が起こった時のために、現地でのサポート体制も整えておく必要があります。
現地の医師ではあまり話が通じない可能性もあるので、現地にいる日本人医師などを紹介しましょう。

海外赴任が終わって帰国した際も、やはり面談を行います。
そこで、再び海外赴任ができるかどうかの判断も行いましょう。
ためらいが見えるようなら、しばらくは国内で働いてもらう方がいいかもしれません。

また、無事に海外赴任を終えて戻ってくると、今度は再び日本に適応できるようにサポートしていかなくてはいけません。
特に、長期赴任の後はしっかりとサポートしていく必要があるでしょう。

この、日本への再適応に関しては、特に軽視している企業が多いのですが、実はよく起こることなのです。
海外から赴任してきたつもりで、日本の習慣や文化を再確認できるようにしておかなくてはいけません。

このように、海外赴任者へのメンタルサポートは様々なことをしなくてはいけないのです。
これを怠ると、うつ病や自殺などの事態にもなりかねないので、軽視せずにしっかりとサポートするようにしましょう。

まとめ

海外に行くと、文化の違いに戸惑うことは少なくありません。
海外赴任となると、それは特に大きく、そして重大な問題となってしまうこともあるのです。
海外で生活するというのは、現地の言葉を話せればいいという訳ではありません。
生活面での違いにもしっかりと適応して、ストレスなく過ごせることが重要となるのです。
ストレスを軽減するため、企業もしっかりとサポートしていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました