機械製造業のリスク:機械製造業などのリスクを補償する保険とは?

製造に関係する業種は、食品、衣料、化粧品、家具、建具、建築機械・材業、電気機械器具、プラスチックなど実に様々な業種があります。その中で共通してリスクとしてあげられるのはPLリスクです。


製造物責任(PL)は、販売した製品に欠陥があり、その欠陥が理由で人身や財物に傷害や損壊が発生した場合、製造業者や輸入業者は責任を負う必要が出てきます。その中で発生する費用は、緊急対応費用、リコール費用、争訟対応費用、損害賠償金など様々です。
リスクは一層複雑化していく
近年では輸出を積極的にアジアで展開する企業も増えており、日本国内だけでなく海外でのPLリスクも高まっています。
その中で見落としてしまいがちなのが、製造していない輸入元の企業や製造委託を活用している企業などで、賠償責任が発生してしまうなどリスクが複雑化している状態です。
機械製造業の場合には、工場も地震によるリスクを検討し、火災保険を見直すなど積極的な取り組みを行う企業も増えています。
機械での自動化が進んでいる状況ではありますが、人が携わる作業も多いため機械に挟まれたり、巻き込まれたりなどの労災リスクも以前高い状況です。
製造業のトラブルと補償事例
事業を取り巻くリスクは何か把握して備える必要があります。例えば事故例として、製造した食品にガラス片が混入しておりケガをしたというケース、中国や韓国などアジアの国外に輸出した化粧品のうち、顔面に炎症などが起きたというケース、さらにはプロバンガスの爆発によって建物に火災が発生したというケースなど、様々な事故例があります。
製造業のリスク対策
製造業者に向けた保険に「PL保険」があります。PL保険にも種類がありますので、日本国内だけで製造物を販売するのなら「国内PL保険」、海外向けに輸出も行うなら「海外PL保険
も必要です。
さらにPL保険以外にリコール費用補償保険も必要になる場合もあります。工場で火災が起きた時のために備える保険、地震や噴火、津波などの対策なども必要になります。さらには労働災害や通勤災害などに備えるための保険も必要になってくるでしょう。
PL保険(生産物賠償責任保険)への加入の検討を
商品の販売やサービスの提供などで第三者に損害を与えてしまった時のための保険で、販売や製造業に向けた保険です。
販売や製造した商品が原因で第三者にケガを負わせた場合や、財物を壊してしまった場合などに補償されます。
作業の請負者や工事業者の場合には、引渡し後の仕事の結果によって第三者にケガを負わせた場合や物を壊した場合にも対応します。
損害賠償金の支払いや、裁判費用、弁護士費用まで広範囲に補償される保険ですので、製造業を営むのであれば加入を検討するようにしましょう。

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