デジタル化されたサービスに潜むリスクとは?

事業運営リスク

近年は、デジタル化が急激に進んだことによって、受けられるサービスの幅も広がりました。
現在話題になっているサービスの1つに、キャッシュレス決済が挙げられるでしょう。
ですが、利便性の裏には必ずリスクが潜んでいますよね。
デジタル化されたサービスで、懸念されているリスクには何があるのでしょうか?

自分の資産が不正アクセスで奪われてしまうリスク

みなさんは、ニュース等で不正アクセスにより、資産や個人情報が盗られてしまった話を聞いたことはありませんか?
例えば、決済アプリを実際に利用していないのにも関わらず、不正に利用されていたという話題は、利用者だけでなく多くの人が不安になりましたよね。
利用するサービスがどんどんデジタル化していくと、企業だけでなく、私たちが使用しているツールにも危険が迫っているかもしれません。

特に、今まで大切に貯めていたポイントや、アプリ等に連動させていた資産が盗られるとなると、ダメージは大きいですよね。
利便性が高くなる分、みなさん自身もセキュリティ対策をしっかりと取っておく必要性が求められるでしょう。
その一方で、個人での対策には限りがありますから、より信頼できるサービスを提供しているかどうかを、私たち自身で判断する必要があるかもしれません。

また、最近はみなさんのクレジットカードや銀行口座とシステムを連動させる仕組みが多いですから、被害額が大きくなってしまう場合もあります。
ですので、企業側もよりセキュリティ対策に力を入れる必要がありますし、その結果が顧客数や業績を左右すると言っても過言ではありませんよね。
企業に対しての信頼は、利便性が高いほど求められると言っても良いでしょう。

プライバシー情報が企業間で流出するリスク

また、企業側への信頼に関連する内容には、内部でのプライバシー情報の取り扱いも挙げられるでしょう。
サービスの利用者である私たちは、自分の個人情報は登録したサービスの企業しか知らないと思っていますよね。
ですが、最近はちょっと事情が変わってきていることを知っていますか?

実は、自社内の他サービスの参考として情報が利用されていたり、他社にも流出していたりということがあるのです。
同意をしていないのに勝手に情報が使われることに、怖いと感じる人もいますよね。
サービスの向上といって、情報の販売がなされているケースは増えており、これは企業間にとって珍しくないかもしれません。

ですが、利用者からすると、どこで自分の情報が利用されているのかが分かりませんから、企業に対しての信頼は低下するでしょう。
このように、気軽に登録した形であっても、本人の知らない所で情報が取引されているリスクがあると言えますよね。
事前に教えても問題ないか通知を出している企業もありますが、不親切な企業がまだたくさんあるかもしれません。

そのため、面倒でもサービスの利用や同意規約を確認してから、情報を登録するかどうか判断した方が良いでしょう。
中には、登録した後に個人情報の扱いに制限がかけられる場合もありますから、これを利用すると良いかもしれません。
サービスが向上するのは良いことですが、適切な手段でリサーチが行われなければ、利用者離れにも繋がってしまいます。
無断での情報流出は、誰にとっても良いイメージはありませんよね。

企業側も、便利なサービスの追求より、利用者に信頼してもらえる形でのサービスの提供を目指した方が、結果的にはプラスになるかもしれません。
これらのリスクは、今までのツールからすると、あまり見られなかったでしょう。

まとめ

今回は、デジタル化されたサービスに潜んでいるリスクをご説明しました。
不正アクセス等、誰の目から見ても分かるリスクだけでなく、知らないまま進行してしまうリスクは現代的な課題とも言えます。
個人情報の販売は、誰に、どのような形で使用されているのか不明であるが故の恐ろしさがありますよね。
決して利便性の追求だけでなく、安心して利用できる環境や信頼度を確立することが、今後の企業に求められる内容かもしれません。