リコール保険ってどんな時に役立つのか?

私たちが日常で使用している商品のほとんどは、問題がないかどうか、きちんと検査されてから販売されています。
しかし、どんなに注意をしていても、欠陥が見つかってしまうことってありますよね。
その場合、回収にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
今回は、リコール関連の保険について解説していきたいと思います。

リコール保険の存在を知っていますか?

リコール保険は、一般の人にはあまり馴染みのないものかと思いますが、企業にとっては重要な保険になりますよね。
みなさんも、「リコールのお知らせ」と書いた封書やCMを見かけたことはありませんか?
あれは、欠陥によって多くの事故が起こらないようにするため、早期回収を目的として企業が行っているものなのです。

要するに、リコール保険というのは、商品を出荷した後に欠陥が見つかった場合、回収するためにかかった費用を補償してくれる為に存在しているのですね。

そして、保険のタイプは、大きく2種類に分かれます。

1つは、リコールのための費用の他に、欠陥が原因で消費者に被害が出てしまった場合の補償も込みになっているものです。
欠陥が見つかった際に企業が一番恐れているのは、消費者に怪我等の被害が出てしまわないかになりますよね。
中には、命に関わるような欠陥もあり得るでしょう。

そのため、企業は改修費以外にも、もしもの時の備えとして損害賠償を補償する保険に加入していることが多いのです。
このような保険の内容は、一般的にPL保険と呼ばれており、よくリコール保険と内容が混同されがちですよね。
大きな安心感を得たい企業は、このプランに加入していることがほとんどです。

もう一方は、リコール費用の補償を、被害が出ていなくても保障されるタイプになります。
このタイプは少し特殊で、加入の対象となる商品は食品関係に限定されていることが特徴になるでしょう。
なぜ、他の製品は対象とならないのか、その理由は購入対象者の数にあります。

例えば、車や冷蔵庫のような家電は、購入者が誰なのか、どこで購入したのかがある程度探しやすいですよね。
しかし、食べ物の場合はどうでしょうか?
販売している店舗は多いですし、名前を記入して購入しているわけではありません。
つまり、早期に対応しなければ、どんどん影響が拡大してしまう恐れがあると言えるでしょう。

このような事情から、食品関係に関しては、保険の形式が少し別扱いになっているのです。
そのため、1つ目の内容とは異なり、実害が出ていなくても早期に発見できた場合は、補償の対象となり得る形式になっていると言えますね。

どこまでの範囲で補償をしてくれるのか?

リコール保険に加入していると、リコールをする際にかかる以下の費用の補填を行ってくれます。

・対象商品の修理費や交換にかかる費用
・商品回収にかかる広告や郵便などの通信費
・廃棄するための費用
・リコールに関わる業務の人件費や出張費

一例としては、このような内容が補償されることになり、幅広く対応できることが伺えますよね。
一般的に商品回収となると、1、2人の世界ではありません。
数百人、数千人のレベルになることもありますので、かかる費用も高額になることが予想できるでしょう。

欠陥に対して真摯に対応することは、企業として大切な行為です。
しかし、すべて実費で行うとすると、経営自体が怪しくなってしまいますよね。
欠陥のチェックは、どんなに厳密に行っていても発生してしまう時があります。
その時に、しっかりとした対応ができるかが重要になりますし、その手助けをしてくれるのが今回ご紹介した保険にもなるでしょう。

参考URL法人損害保険の教科書
(https://hoken-kyokasho.com/recall-insurance)

まとめ

今回は、リコール保険とその補償範囲について解説しました。
こちらは、リコールが関係する業種ならば、迅速な対応を果たすためにも加入しておいた方が良い保険になります。
対象者は限られた人数ではありませんので、費用面の負担は予想を超えてしまう場合も想定しておきましょう。
業界によっては、リコールと無縁な業種もありますので、その際は加入が必要かどうか検討した方が良いかもしれませんね。

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