事業承継/M&A対策が必要な意味

上手くM&Aを活用することができれば、会社は企業の金銭的価値を高めることができる傾向があります。M&Aに積極的な企業の上位20社の株価指数は、20年前ほとんど同じ水準だった時と比べると2倍にまで高くなっているようです。
さらに企業価値向上という部分においても、経営戦略を実行し企業変革という意味での経営ツールとして大きな利点があると考えられます。


事業承継の種類
中小企業が事業承継を検討する時に、市場環境などを前提に検討していくことになるでしょうが、手法として親族内承継、親族外承継、第三者への承継の3種類のうちから選択することになるでしょう。
第三者に承継することのメリット
このうち第三者への承継であるM&Aは、大企業だけのものではなく中小企業にとっても急速な市場の変化に適応できる選択肢だと言えます。

・互いに発展することができる
M&Aによる会社譲渡は、意欲旺盛な会社と協業することで社員の雇用の保証、成長機会が増え、互いに発展することもできます。経営者も個人保証や担保提供から解放された後でも、役員として会社に関わっていくこともできるでしょう。

・廃業を避けることが可能
中小企業の後継者問題を解決策として近年注目が高まりつつある手法がM&Aですが、希望条件を満たす買い手が見つかれば後継者が見つからないことが理由とした廃業を避けることができます。

・売却利益の獲得
さらに現在の経営者が売却利益を獲得できることで、引退後の生活を考えた上でもメリットがあります。
株式譲渡によるM&Aが最も多い?
M&Aにも色々な手法がありますが、中小企業の事業承継で最も多く用いられているのは株式譲渡です。株式譲渡とは既存の発行済株式を売却し、経営権を買い手に譲るという方法です。
会社の株主が変更されるだけなので、合併とは異なり売却する企業の社名や従業員の雇用はそのまま存続することになり、取引先や取得していた許認可、債権や債務などもそのまま引き継がれることになります。
M&Aによる事業承継
M&Aは、後継者が見つからないという場合でも事業を廃業せず継続することが可能となる手法です。今の経営者は売却利益を獲得でき、責任の重圧から解放されることになるでしょう。
ただし経営の一貫性を承継前後で保つことができるのかという問題があり、さらには責任放棄というイメージを抱かれる場合がありますので周囲の理解を得ることも必要です。
また、譲渡価格や従業員の雇用の維持など、希望条件を満たす買い手を見つけることは容易なことではないことも理解しておく必要があるでしょう。
今後は中小企業の事業承継の手法としてM&Aの必要性が高まっていくでしょう。ただし適切な会社に譲渡することが必要になります。

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