確定申告には欠かせない、生命保険料控除証明書について

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確定申告は、みなさんにとって重大なイベントになります。
収入の申告だけでなく、各控除の手続きをするために必須ですから、事前に準備している人も多いですよね。
確定申告をするにあたって様々な書類がある中、生命保険料控除証明書はとりわけ欠かせない書類となります。
その重要度とは、どれほどのものなのでしょうか?

生命保険の加入者は申告時に必須の書類

みなさんは、生命保険料控除と呼ばれる控除が行えることをご存知でしょうか?
控除が行えると、翌年の住民税等の税金を抑えることができますから、みなさんにとってはメリットばかりなのです。
このような話題を聞くと、やっておくべきだと思いますよね。

ですが、ただ申告をすればいいのではありません。
例えば、保険料を月払いにしたとすると、毎月支払った金額を計算して、その額を書類に記載すればいいと思いますよね。
確かに、支払った金額は、口座引き落としの場合だときちんと記載されていますから、見て確認することができるでしょう。

しかし、控除を受けるためには、保険会社からの証明書が求められますから、これがないといけません。
それが、生命保険料控除証明書になるのです。
証明書と言っても、大量の書類が送られてくるわけでなく、ハガキや封書で届くことになりますから、届いたらすぐに確認できるでしょう。

一般的に保険の加入者には、10月くらいを目途に届くことになっていますから、この時期にきちんと手元に届いているかを確認しておきたいですね。

無くしてしまったらすぐに対応を!~生命保険料控除証明書は再発行ができる~

きちんと管理をしていても、申告前に紛失してしまったという経験がある人はいませんか?
生命保険料控除証明書は、申告時に添付が必須になりますから、失くしてしまったとなると控除が受けられないと思ってしまいますよね。
そうなってしまっても、落ち込んでしまうことはありません。

再発行という方法ができますから、紛失が分かった段階で早めに加入している保険会社へ連絡をしましょう。
保険会社の中には、ネットから直接再発行の手続きができるシステムもありますから、分かった段階ですぐにできますよね。
もしもの事態になってしまっても、再発行を依頼して、申告期間内に間に合えば、問題なく控除を受けられますから、ご安心下さい。

再発行の場合、依頼の連絡をしてから約1週間程度かかりますが、証明書が無事に届きます。
そこまで長い時間がかかりませんので、いざという時でも助かるでしょう。
早めに対応してくれることに、意外だと思う人もいるかもしれませんね。
また、今年度分の証明書だけでなく、過去の証明書も申告できることをご存知でしょうか?

申告できる範囲は5年前までと決まってはいますが、過去分の証明書が申請できることを知らない人は多いかもしれません。
例えば、前の年の申告を紛失等が理由で忘れてしまったという人は、まず証明書を取り寄せることができますから、解決できますよね。
今まで不明な点があって中々できなかった人は、今回の記事をきっかけにしっかりと控除の申告を行うようにしましょう。

控除の申告自体はいつでもできますが、基本的には予め指定された期間内に行うのがベストになります。
これは、年間を通してきちんと保険料を支払ったという公的な証明になりますから、重要度は高いと思って下さい。
これから始めて申告をする人は、解約しない限り、毎年必要になる物だと覚えておきましょう。

参考URL日本生命
(https://www.nissay.co.jp/keiyaku/oshirase/hokenryokojo/faq.html)

まとめ

今回は、生命保険料控除証明書についてご説明しました。
1点注意したいのは、月払い以外の支払い方法を選択した場合、証明書が10月以降に届くことがある点です。
そのため、支払いや契約月のタイミングによっては、一般的な受け取り月より多少のズレが生じることをご理解下さい。
控除の申告をしなければ、みなさんが恩恵を受けることができませんから、証明書は紛失しないよう大事に保管しておきましょう。