事業のリスクマネジメントは社員教育から!保険で備える前に

リスク評価を実施し、リスクマネジメント体制を確立する企業が増えています。実際に企業を取り巻くリスクに対抗するためには、どのような対策を推進しているのでしょう。

効率的なリスク対策

リスク対策は企業の経営者と一緒に推進していくことが大切です。また、現場に相談役やリスク管理委員会を設けることにより、効率的なリスク対策を実施することができる環境を構築できます。

経営者が協力することで全体での対策が可能に

リスクマネジメントは一部の部署や部門が取り組もうとしても、社内全体にまで浸透しないこともあるかもしれません。

このような場合には、経営責任者が協力し承認を得る形にすれば社員がリスクマネジメントの重要性を認識できるでしょう。

また、経営責任者がリスクに責任を負うことを社員に示すことができ、ステークホルダーから信頼が高まるといったことも考えられます。

リスクマネージャーの設置の重要性

リスクには迅速に、そして的確に対応することが必要になりますので、現場に相談窓口としてリスクマネージャーを設置しましょう。被害を拡大させずに現場レベルで素早く的確に対応することができます。

リスクマネージャーを担う人は、社内でもリスクマネジメントの知識を持ち、広いネットワークのある人が望ましいでしょう。

リスク管理委員会の設置の必要性

リスク管理委員会が定期的にリスクの情報を収集することができれば、小さなリスクを早期発見できるため被害の拡大を防げます。

教育と訓練を実施する意味

リスクマネジメント体制を構築したとしても、機能しなくなってしまえば意味がありません。機能しなくなる原因としては、リスク対策を実行することへの重要性の薄れや意識の低下です。

このようなことのないように、日々社員に対して教育や訓練を繰り返すことが必要です。研修などを行い、リスク対策の重要性を十分に喚起しておくようにしましょう。

時には外部からの力も借りて実施を

研修を行っても自社メンバーだけでは緊張感が薄れてしまう傾向にあります。そのため外部講師を招いて研修を行うといったことも大切です。

実施するべき研修と訓練

リスクマネジメント体制を構築するためには、次のような研修を実施するようにしましょう。

・クレーム対応での注意点
・ヒヤリハット報告書を作成する必要性
・日常業務からリスクを発見する方法
・情報セキュリティの注意点
・管理職向けのリスクマネジメントの基本など

また、社員へ訓練を実施するなら防災訓練内容を確認し、事故発生時の見解書を作成する訓練をしましょう。また、どのようなクレーム対応を行うかのトレーニングを実施することや、事業継続計画の発動演習も必要です。

教育で体制を構築すると同時に保険での備えも

リスクマネジメント体制を構築するためには、社員への教育が必須になります。しかし体制を十分に構築していたとしても、絶対にリスクを回避できるとは限りません。そのため万一リスクが発生した時のために、保険などで備えておくことも必要です。

自社の抱えるリスクは何かを再度洗いだし、そのリスクに対応できる保険への加入を検討するようにしましょう。

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