食品業:経営に影響を及ぼすリスクとは?

食品業と一言で言っても、外食販売、流通、生産など様々な分野に分かれていることがあります。事業を運営するにあたり、経営や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性のあるリスクについて理解しておく必要があります。
経営悪化の要因とならないように、リスクを把握して対策を講じることができる体制を整備しましょう。


事業を運営する環境の変動によるリスク
例えば外食店を営む上で経営に影響を及ぼすものには、景気動向はもちろんのこと、大手の大量新規出店による低価格化、顧客ニーズの変化などがあります。貿易に関係する状況次第で、安価な輸入商品との競争の激化という可能性も考えられます。
自然災害によるリスク
台風や地震など自然災害に見舞われた場合、工場などの流通などに影響が及ぶ可能性がありますので業績に影響するリスクとしてあげられます。
人材確保に対するリスク
少子高齢化が進む中で人材確保が困難となる場合、人材育成が進まないというリスクもあります。
衛生管理に関係するリスク
伝染病や異物混入、さらには食品偽装問題など、食の安全に対しては十分に配慮する必要があります。
食品事故等が発生した場合には社会的な信用やイメージを低下させ、損害賠償請求により営業成績に影響する可能性があります。
法的規制に関係するリスク
食品中毒などが起きた場合には、一定期間の営業停止、営業許可の取消処分、食品等の廃棄処分など様々な処分の対象となります。
個人情報漏洩のリスク
外食販売事業の場合には、顧客からアンケートにより住所などの情報を収集して顧客満足度を把握することがあります。個人情報とマーケティング活用のために収集した個人情報が、何らかの理由で外部に漏えいした場合、社会の信用低下だけでなく損害賠償請求の対象となる可能性があります。
原材料調達に関係するリスク
農業生産物の場合には天候不順、食用家畜の場合には伝染病の流行などで、原材料の調達に影響する可能性があります。
政府が緊急輸入制限措置を発動させれば、需給関係が変動してしまうこともリスクとして考えられるでしょう。
会社の信用やイメージの低下、さらには被害を受けた人から損害賠償を請求される可能性があります。
海外市場へ進出することによるリスク
事業の戦略として海外市場へ進出を検討している場合には、世界の政情不安や為替相場変動など様々な要素がリスクとなります。それによって投資の回収が難しくなると、業績に影響を及ぼす可能性があります。
リスク管理への対策を
このように食品業の経営に影響を及ぼすリスクは様々です。いずれのリスクにも対応できるように、十分に事業を運営する上で対策を講じておくことが必要になります。

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