企業における巨大地震による津波対策について

巨大地震はいつ発生しても不思議ではない

日本は島国であり、断層が重なっている地域が多いことからもわかるように、地震、津波、台風、洪水、噴火など様々な自然災害が発生するリスクが高い国です。特に地震は今後首都直下地震や南海トラフ地震など巨大地震がいつ起きてもおかしくないと言われている状況であるため、政府はそれぞれの地震に対しての協議会や検討会を設置して検討を行っています。

予想される津波の高さ

首都直下地震についてはM7クラスの規模で起こると考えられており、相模トラフ沿いの最大クラスの地震の場合、東京湾内では3m程度、東京湾以外の神奈川県、千葉県では10mを超す津波が発生する可能性もあると言われています。

また、南海トラフ沿いの巨大地震は今世紀前半にも発生する可能性が高いとされている。地震発生から数分で沿岸に大津波が到達し、その最大値は関東31m、東海33m、近畿27m、四国34m、九州17mという予想がされています。

企業がすべき地震な津波への対策

地震の際に発生の可能性がある津波に対して警戒を強めながら、ソフト面とハード面の両面で具体的な対策を行うことが望ましいでしょう。津波対策として、ハード面ではインフラ整備、ソフト面では避難訓練、防災意識の向上、ハザードマップ作成など徹底した対策により人的被害を削減することに繋がるでしょう。

・建物や設備への対策
都府県が想定する浸水域に事業所の拠点がある場合、拠点・設備の移転、位置の嵩上げなど将来的に必要になることを長期的な計画によって実施することが望ましいでしょう。

・従業員の避難場所
何よりも人命第一であることから、避難場所は複数か所検討しておくことが望ましく、浸水しにくい地域の場所などを教育しておくことが望ましいでしょう。
避難場所が津波避難ビルの場合、夜間の際に入館する方法を確認しておく必要もあります。

・被害想定における定性的な情報の活用
人的被害総数が都府県によって異なるのは堤防の損壊や沈下が発生するかどうかも原因の1つです。津波が来襲しなかった場合でも、堤防近くでは損壊や沈下による浸水が発生し避難する必要が出てくるかもしれません。そのような情報を従業員に事前に伝えておくことも大切です。

津波の発生に備えて企業ができること

巨大地震が発生した場合の人的被害に着目した場合、津波による割合が高くなることが予測され、人的被害の主因といえるでしょう。地方自治体が想定する津波の浸水域は広い範囲で設定されており、企業はこれらを参考にして建物や設備の対策、避難計画などの対策を前もって検討しておく必要があります。

首都直下地震や南海トラフ地震がいつ起きるのか誰も予測がつきません。しかし頻度から考えてもいつ起きてもおかしくない状況です。巨大地震の発生で想定されるのは津波です。津波は大きな人的被害・建物被害をもたらします。企業としては従業員の安全や生命を守るために、事前に様々な対策を行っておく必要があるでしょう。

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