介護の現場/介護施設での人間関係問題

職場における人間関係はどの業種でも共通の悩みですが、特に介護業界の場合は人員の募集をかけても人が集まらない上、採用してもすぐに退職してしまう傾向が強い業界と言えるでしょう。
しかしそれでは必要な人員確保に繋がりませんので、介護の現場においてどのような人間関係が問題になっているかを検証し、解決していく方法を考えて行く必要があります。


介護職員が退職するのは給料が安いからでは?
介護職というと労働の負担が重いのに給料が安いから人が長く続かないのでは?と思うかもしれませんが、実際に行われたアンケート調査では、退職理由として職場の人間関係に問題があったという回答が最も多くなっています。
色々な人が働く場所ですので気が合わないという人もいるかもしれませんが、介護職員のコミュニティの狭さも退職に繋がる理由になっているようです。
例えば、職場環境が閉鎖された空間であり、毎日同じ職員や利用者と関わることでストレスが溜まりやすいこと、夜勤などは気が合わない職員と2人で仕事を行う必要があること、移動が少ないので上司や同僚と離れる機会がほとんどないということなどが理由です。
職場環境に変化を付ける取り組みを
気の合わない人とチームケアを実施しなくてはいけないことは確かに苦痛なので、多くの事業所を抱えている企業でなければ職場環境に変化はないでしょう。
そのため問題を解決するためにも、施設長や管理者など人事に対する権利を持つ施設責任者が介入して解決していくことが必要です。
介護職員同士の関係を把握し、仮に派閥等が存在すれば解体するようなセクションの振り分けも必要となるでしょう。
それぞれユニットやチームには人をまとめる能力がある人材をリーダーとし、定期的に主任やリーダー、セクションなどを移動させていくことを定例化していきましょう。
責任者が現場を把握しておくことが重要
そして施設責任者の言葉や振る舞いが職員の不満に繋がらないように、部下が困っている時には手を差し伸べることができるよう現場の状況を把握しておくことが必要です。
現場の担当者に全て任せたままにするのではなく、職員一人一人に気を配っていくことも重要になるでしょう。
人間関係崩壊はサービス低下に繋がる
職場での人間関係が崩壊してしまうとチームワークも同時に崩壊し、職員それぞれの仕事に対するモチベーションも下がり、サービスの質を低下させることになります。
結果として最悪の場合、事故が起きてしまう可能性も出てくるでしょう。
100%人力で行う必要のある介護という分野は、働きやすさが大切になることを理解しておく必要があります。

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