台風被害は火災保険で補完されるのか?

近年は各地で自然災害が発生していて、被害を身近に感じる機会が多いかもしれません。
特に台風による被害はまだ日も浅く、大変な思いをしている人もいますよね。
みなさんは万が一の際、今加入している保険の補償で十分だと言い切れますか?
ここでは火災保険に的を絞り、台風被害のどこまでを補償するのかご説明しましょう。

補償対象となる事例はどんな内容なのか?

みなさんは、火災保険を加入する際のことを思い出してみて下さい、
基本的な補償内容の他に、付属して加入できる項目もありましたよね。
特に、台風での被害に対処できる内容は、どのような項目になるのでしょうか?
これから、保険の見直しをする際には、参考にしてみて下さい!

①雨によって起こり得る被害~水災補償~

近年の台風に限らず、ゲリラ豪雨等、極端な雨が降ったことによって住宅が被害に遭ってしまうケースがありますよね。
その影響で、水が溢れかえってしまい、床上に浸水してしまったということも、少なくはありません。
浸水は、ちょっとした場合でも後始末が大変ですし、住宅全体の強度を下げてしまう原因になり兼ねませんよね。

このような被害は、“水災“と言われ床下浸水以外にも、洪水や土砂崩れに対応できますので、海、川、山どの環境でも対応ができるでしょう。
床下浸水の場合は、住宅の被害への度合いやどの程度浸水しているのかによって、対象となるかが分かれますが、あって損はありません。
雨の被害は、近年増加傾向にあり、どの環境に住んでいても起こり得る可能性がある災害になります。
ですので、追加補償を考える際には、一番お勧めしたい内容であると言えるでしょう。

確かに、補償内容の追加は、保険料が高めになってしまいますので、金銭的な面からすると負担になる人もいるかもしれません。
被害を受けて改築等となると、費用負担が大きくなりますから、全てを自腹で賄うのと保険があるのとではどちらが良いでしょうか?

②落雷によって起こり得る被害~落雷補償~

台風時の被害は、雨だけに留まりません。
雷も、私たちの生活を脅かします。
特に、人体に直接の影響がなくても、住宅内で利用している家電製品に影響を与えてしまうでしょう。

例えば、雷が鳴っている時は、パソコンの電源をつけてスリープ状態にしないようにと言われますよね。
故障の原因になりますし、故障まではいかなくともデータが飛んでしまった、という悲劇が起こりかねません。
そのため、電源を落としておくということが大事です。

このように、雷が影響で家電製品が壊れてしまった場合は、落雷補償の対象となります。
特に、壊れると困るような家電や仕事で必須の電化製品を自宅で所有している人は、つけておいた方が良いかもしれません。

落雷に関しては、基本の補償内容に組み込まれていることがありますので、追加で申し込まない分、ちょっと嬉しいですよね。

③強風によって住宅に被害が出た場合は?~風災補償~

最後に懸念される被害としては、強風による被害になります。
台風の場合は、豪雨になるだけでなく、暴風となって住宅を襲うことがありますよね。
近い事例では、千葉県が台風の被害に遭った際に、雨の被害に限らず、住宅の屋根が飛んでしまったことが記憶に新しいでしょう。

特に、住宅の老朽化が進んでしまい、突発的な暴風雨に耐えきれなかったという住宅が見られたのではないでしょうか?
被害は、屋根が飛ばされる等、住宅の部品が無くなってしまうだけではありません。
他の住宅から飛ばされた部品は、どこに飛んでいくのか分かりませんよね。
最近の台風対策の中には、外に植木鉢等の飛ばされやすい物を置かないようにするということが呼びかけられました。

暴風の影響は、侮れないです。
自分できちんと対策を取っていても、外に置かれているものすべてを何とかできるわけではありません。
予測できない被害に対応するためには、重要な補償であることが理解できるでしょう。

補償の対象となる物の範囲を確認しておこう!

火災保険には、様々な補償を付け加えられることを解説しましたが、もう一つ確認してほしい項目があります。
それは、どこまでが補償の対象物となるか、という部分です。
みなさんは、火災保険は住宅のどこまでの範囲を補償してくれるのか、その内容をご存知でしょうか?
範囲は、保険の手続きをする際に選択することになりますが、昔のことで忘れてしまったという人もいるかもしれませんよね。

対象範囲を確認しておかなければ、せっかく台風対策の補償をプラスしたとしても、補償の範囲外になってしまう可能性があるのです。
そうなると、せっかくの補償が活用できませんから、保険の意味がなくなってしまいますよね。
残念な結果になってしまわないためにも、ここでは対象範囲の基礎知識を解説したいと思います。

①補償対象範囲が住宅に限定される場合

まず、補償範囲の対象物になり得るのは、住宅という建物に補償がかけられる場合になります。
建物に対してとなると、どのような被害が想定されるのでしょうか?
例えば、暴風の影響で窓ガラスが割れてしまったり、床上にかなりの浸水が見られたりということが想定されるでしょう。
これらの場合は、住宅の設備となる窓や床に対しての被害になりますので、建物に被害が遭ったと考えることができますよね。

また、建物の定義は、住宅のどこまでが当てはまるのでしょうか?
例えば、駐車場にある設備のように、人によっては住宅と密接な繋がりのない設備もありますよね。
しかし、建物に付属している設備とみなされる場合は、建物の対象範囲内に該当しますから、補償の範囲内になるのです。

よく見られる事例には暴風によって、駐車場の屋根が壊れてしまったということがありますが、ご安心下さい。
この場合は、風災被害の対象になりますので、自宅の設備面で付属物に該当するかどうかは、確認しておいた方が良いですよね。
もしもの時に、補償が助けとなるかもしれません。

②補償対象範囲が住宅内にある家電や家具になる場合

次に解説する補償内容は、家具や家電に対しての場合になります。
確かに、建物自体に被害があると、住環境が損なわれる可能性がありますので、重大なことになりますよね。
しかし、家具や家電が台風の被害で壊れてしまうと、物によっては日常生活を営むことが困難になってしまうでしょう。

例えば、テレビや冷蔵庫が使えなくなってしまうと、情報を得る手段が確保できなかったり、食品を保存できなくなってしまったりします。
これらの場合は、どのような要因で故障したのかによって補償の分類が変わってきます。
雨水が原因なら水災補償、落雷が原因ならば落雷補償の対象になりますよね。

このような補償は、建物だけを対象にした場合、受けることができません。
つまり、買い替え等にかかる費用は、すべて自己負担になってしまいますから、買い替える物が多いほど、みなさんの負担も大きくなりますよね。
住宅の被害もあるのに生活用品にも被害が出てしまうと、すぐに生活を再建することは困難なことが予想できるでしょう。

上記の補償対象は、どちらかのみを選択することができますし、両方を選択することもできますので、どうするのかはみなさん次第になります。
近年の状況を考えると両方に加入しておいた方が無難ですが、費用的にはどうしても高めになりやすい傾向があるでしょう。
そのため、迷っている場合は、保険料を様々なパターンを想定して計算してもらい、現在の状況に無理のない金額を選択するという方法もあります。

参考URL価格.com保険
(https://hoken.kakaku.com/insurance/kasai/select/typhoon/)

まとめ

台風被害に対する火災保険の補償について、ご理解頂けたでしょうか?
どのような住まいの形態であっても、必ず火災保険には加入しますが、その補償内容をきちんと把握しておくことは大切です。
基本的な補償内容では、台風での被害に対応ができない可能性がありますので、是非一度内容を確認してみて下さい。
台風の被害には、誰でも遭遇するかもしれませんので、事前の対策をしておくと心強いですよね。

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