地震で経営破綻?もしも大地震が発生したら?

近年地震が頻発しており、2016年10月には鳥取で大地震が発生し、11月22日には福島県沖が震源の地震が発生。いまだ余震も続いていることから、企業はさらに地震に対する備えも必要となっています。

実際大地震が原因で経営破綻するケースもあります。熊本地震で地震関連による倒産企業は、もともと経営難だったことに加えて建設資材販売会社が被災を機に受注が減少し、資金繰りが重しとなって事業の継続を断念し破綻という形に至ったようです。

観光業や農業などにも大きな影響を与え、さらにはアパートやマンションを持つ家主なども大きな痛手となるでしょう。

経営破綻とは?

経営が立ち行かなくなってしまうことで、倒産はしていないけれどその状態に近づいている状況であることを表しています。倒産という言葉をメディアが使うとイメージが悪いた、め、社会に悪影響を与えないために経営破綻という言葉を使っているようです。

倒産とは?

倒産は経営破綻している状態や、債務整理(民事再生、会社更生、私的整理、破産など)全般のことを指す言葉です。会社だけでなく個人での経営主体の場合も含まれます。

倒産したと判断できるタイミングについては、裁判所に債務整理手続きの申し立てをおこなった時、私的整理や内整理など任意整理を開始した時、もしくは2回目手形不渡りを出して銀行取引停止処分を受けたときなどともいわれています。

損害保険会社が破綻したら?

火災保険や地震保険に加入しているけれど、契約している損害保険会社が万が一経営破綻してしまった場合には補償は受けることができるのかと不安になる人もいるかもしれません。

まず日本で営業している損害保険会社については、外資系保険会社もすべて損害保険契約者保護機構に参加をしています。

個人は小規模法人、マンション管理組合などが契約者の火災保険や家計地震保険については、破綻後3か月までは100%補償されますが、3か月を経過した後の補償割合は80%になります。
・小規模法人とは?
常時使用する従業員もしくは常時勤務する職員数が20人以下の法人のことを言います。

企業向け地震保険の検討を

ビルや事務所、工場、店舗、病院など、企業向けに販売されている保険の中に、地震棄権補償特約という企業向け地震保険と呼ばれるものがあります。

これは政府の介入が無く、民間損害保険会社が個別で引き受けするものです。火災保険に付帯する特約で、万一地震が発生して財物が被害を受けた場合の復旧や企業活動の再開のための資金確保への備えとして加入する保険です。

民間損害保険会社が個別で引き受けることから保険料や補償内容は各社若干の異なりがありますので、確認してから加入するようにしましょう。

記事に関するご意見・ご要望をお聞かせ下さい。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最新の記事

 

関連記事

こんな記事も読まれています

介護の現場/介護施設の夜勤... 介護施設の労務管理を行う場合に重要なのは労働時間管理で、入所者もいることから24時間稼働で効率良いサ...
倒産とは?会社が行う倒産手続きの種類について... 倒産というと、会社が事業継続できないくらい経済的に破綻してしまうイメージがありますが、このようなこと...
雇用環境を考える 病気・子育て・介護等と仕事の両立と障害者就労... 働き方改革についてみなさんはどれほどご存知でしょうか? 意外と言葉だけはしっているが、具体的に何を...
飲食・食品業:飲食店のリスク/なぜ経営を失敗させてしまうのか?... 飲食店経営者の中には、計画が軌道に乗らずに失敗してしまうケースも多くあります。失敗してしまう飲食店に...
経営者には高い倫理観を持ってもらいたい~その理由は?~... 経営者に求められる条件の一つに、高い倫理観があります。 倫理観というのは社会人として当然持ち合わせ...

img_01 img_02 img_03 img_04 img_05 img_06 img_07
  1. 2018-1-31

    企業経営においてマーケティングをする必要性は?

    現代企業経営は非常に複雑化しており、難しくなっていると言えます。 続々と新しいサービスが登場し、海…

プレミアム記事

  1. 現代企業経営は非常に複雑化しており、難しくなっていると言えます。 続々と新しいサービスが登場し、海…
  2. IT化やボーダレス社会が進むとともに企業経営は非常に複雑化するようになりました。これまでの常識が通用…
  3. 現代において人材確保に困っていない企業はほとんどないように思います。 特に地方の中小・零細企業にな…
  4. キャッシュフロー経営という言葉をご存知でしょうか? 言葉の通り、キャッシュフローを意識した経営方針…
  5. 団塊の世代など、会社の発展に大きく貢献して来た世代が続々と定年を迎えています。そこで問題になるのが退…
  6. 特定の企業に所属せずに自ら契約を獲得し収入を得る個人事業主ですが、働き方改革の波を受けて今後も増加傾…
  7. 役員が退職する際に支払われる役員退職金について、どれほどの理解があるでしょうか?役員退職金は通常の従…
  8. 中小企業の場合、売上を多数上げることだけに躍起となってしまうと、足元のリスクに掬われてしまう可能性が…
  9. 経営資源が利用できず業務が中断してしまえばどうなるでしょう。トラック輸送が機能しないということは、原…
  10. マイナンバー制度導入前に国税庁が把握していた法人事業所数と社会保険の加入法人事業所数の間には、約70…

話題をチェック!

  1. 2016-12-7

    リスクの多様化で倒産急増中!?危ない企業の見分け方とは?

    中小企業の場合、売上を多数上げることだけに躍起となってしまうと、足元のリスクに掬われてしまう可能性が…
  2. 2016-12-4

    業務が中断すれば倒産危機!運送業の経営管理はBCPが重要

    経営資源が利用できず業務が中断してしまえばどうなるでしょう。トラック輸送が機能しないということは、原…
  3. 2016-12-3

    マイナンバー制度のデメリットとは?倒産リスクを抱える?

    マイナンバー制度導入前に国税庁が把握していた法人事業所数と社会保険の加入法人事業所数の間には、約70…
  4. 2016-11-29

    地震災害による機械製造業のリスクとは?保険での備えを

    もしも大規模地震が突発的に発生して広い範囲で震度6強が観測されたとします。機械製造業の場合には、工場…
  5. 2016-11-27

    会社が倒産したら役員は責任を負うことになる?

    地震が頻発している中で、もしも大地震が発生すれば受注先や取引先とのルートが途絶え収益に影響が出て事業…
ページ上部へ戻る