テレワークで起こる企業リスクを考える

一般的になりつつある、テレワーク。
実はこれが、“出勤スタイルよりも注意すべき点が多い働き方である”とも言われているのです。
些細なことで大きなトラブルに発展する可能性があるテレワークの落とし穴とは一体、何なのでしょうか?
今回は、企業リスクの視点からお話ししたいと思います。

大丈夫だと思っていても起こり得る情報漏洩

企業リスクの視点からテレワークを見ると、最大のリスクは情報漏洩。
テレワークを実施するにあたり、ほとんどの企業では個人情報や機密情報の管理を徹底するように周知していると思います。
例えば、データの持ち出し等、仕事に関係するルールを確認したという企業は多いでしょう。
しかし、情報漏洩の原因は、人的なミスのみではありません。

どんなに注意を払っていても、みなさんの作業環境がトラブルのきっかけになることもあるのです。
例えば、自宅にある私用のパソコンで業務を行うとしましょう。
そのパソコンには、最新のセキュリティソフトが入った上で作業をしているでしょうか?
最低限の対策はしっかりと行っているとしても、予期せぬところでトラブルに繋がってしまうことは十分にあり得ますよね。

一番注意しなければならないのは、公共の場で不特定多数の人が利用できる無線Wi-Fiです。
無線Wi-Fiは、簡単な設定で誰でも利用することができますので便利だと感じている人もいるでしょう。
ですが、便利であることとセキュリティがしっかりしていることは別問題です。

誰でも利用しやすいということは、ちょっとした操作で情報を盗み取ることがしやすい環境になりますよね。
つまり、情報を悪用しようと考えている人にとっては、格好の場になっていると考えてもいいでしょう。
最近の事例では、マルウェアをWi-Fiに仕込んでおき、私用のパソコンから会社内のシステムへと感染させていくという手法を取っていることがあります。

場所や回線の利用においても注意しなければ、知らない間に大変なことになってしまいます。
セキュリティ全般に関することは、テレワークの実施において最大の課題になり得るでしょう。

暗号化されている回線システムの利用を推進する

セキュリティ全般を強化するには、ツール本体だけでなく利用するシステムが暗号化されているかどうかが重要になります。
公共のWi-Fiサービスは、多くの人が利用しやすいように暗号化キーが公開されていたり、そもそも暗号化していなかったりします。
つまり、利用しやすい分、回線自体のセキュリティ度合いを低くしていると考えて下さい。

業務で利用するシステムは、基本的にこの反対の対策を行います。
利用する回線のセキュリティを高めるために、高度な暗号化をしておくというのが求められるでしょう。
誰でも簡単に利用できない環境こそが、セキュリティ面における様々なリスクを小さくしてくれます。
これなら、安心して業務を行うことができそうですね。

また、暗号化する方法は他にもあり、「VPN」を利用するのもアリです。
こちらの方法だと、一般的なWi-Fiの暗号化とはまた違った形で暗号化の強化ができますので、安心して利用することができそうですよね。
このように、全ての環境が安心できるとは言えませんので、企業によっては利用回線のチェックも大事になってくるでしょう。

そもそも、業務上のルールとして、公共の回線は使わないと決めている企業もあります。
職場で利用する場合とは違い、利用する回線のセキュリティ度合いはバラバラなことがありますよね。
今回の話は企業リスクに関わらず、プライベートで回線を利用する場合にも当てはまりますので、利用する際は気をつけて下さい。

参考URL ICT Business Online
(https://www.ntt.com/bizon/sec/safe-nw01.html)

まとめ

テレワークにおける最大の企業リスクは、情報が漏洩してしまうこと。
重要データの紛失等、人的要因もありますが、近年はセキュリティ面が弱いことも目立ってきています。
何よりWi-Fiはとても便利なのですが、しかるべき措置を取って置かないと、知らぬ間に情報が盗まれているということもあり得るでしょう。
企業としてはルールの周知だけでなく、回線のセキュリティ面を確保しておくことも重要です。

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