商品をブランドに変えていくためにどのようなことを考えていくべきか?

現代はあらゆる業種業態、商品・サービスにおいて同質化が進み、価格競争が起きています。
そのような状況の中、会社を存続させるには商品を磨き込み、他社と差別化を行っていかなければなりません。
そこで今回は商品を単なる商品ではなく、会社を代表するブランドにまで変えていくためにどのようなことが必要かについて解説させて頂きます。

商品力はマーケティングにおいて最も重要

マーケティングにおいて商品力は最も重要だといえます。
商品力が高い商品は広告宣伝費を使わずとも選ばれるものです。
だからこそ、マーケティングの真髄は商品力を高めることにあります。
しかし、実際に他者が全く追いつけないような圧倒的な商品力を持ち続けることは多くの場合難しく、最初は商品力が高くても、すぐに真似をされ、より安い価格で同質の商品が登場することで結果的に商品力が低下してしまうことが多くあります。
しかし、そのような難しい状況の中でも高い商品力を継続し、その企業を代表するブランドまで昇華しているケースもあります。
例えば、iPhoneやMacを製造しているappleは新商品が登場する度に徹夜で行列を作る熱狂的なファンがたくさんいます。

商品力をどのように高めるか?

Appleを例にあげると、それはappleだからできるんだとマイナスに考えてしまう方も多いかもしれません。
しかし、当たり前ですがappleも最初は小さな会社でした。その時から少しずつファンを増やし、現代に至っているのです。
つまり、どの企業でもappleの規模までは行かなくても、自社の周辺にいる人を熱狂的ファンに変えることはできるかもしれません。
そのために必要なことは、会社のコンセプトやミッションを商品に反映することです。
商品をブランドに昇華させるには、一貫性が必要です。
Apple社の製品が常にシンプルでいてカッコいいように、あなたの会社の商品といえば◯◯、を作る必要があります。
このコンセプトやミッションに共感する顧客に徹底的に喜んでもらえる商品を製造し続けることが結果的に企業ブランドへとつながります。

もし、現在あなたの会社にコンセプトやミッションがないならそれを考えることから始めなければなりません。
企業経営を通して何を実現したいのか、顧客にとってどんな存在でいたいのか、などを言葉化し、それを伝えるツールとして商品開発を行うようにしましょう。
それを継続することであなたの会社の商品のファンは増え、ブランドへと変化していくでしょう。