2代目社長が会社を引き継ぐと大企業でも倒産してしまう?

日本にはたくさんの会社があり、そしてその会社の数だけ経営者である社長が存在している状況です。

大企業でありがちなのは、誰もが認める優秀な社長がいる一方で、どうにもならないダメ社長の烙印を押される七光りの社長も存在しているということです。

2代目社長はオブジェ化している!?

社長の顔が広ければ、会社で勤務する社員も営業がかけやすく新規顧客を増やすことができます。

そのように社長の顔で顧客獲得できる会社は勝ち組企業と言ってもよいでしょう。

しかし2代目社長などは生まれた時から時期社長になることが決まっていることもあり、社長がオブジェ化してしまっては会社名=社長名が成り立たなくなります。

そうなると企業はいずれ衰退していくことになり、最悪の場合では倒産の可能性も出てきます。

事業内容を継続し続ける会社はごくわずか

国内で創業100年以上という長い期間で経営を続けている会社は5万社あります。

しかし創業を継続するためには事業内容を変更しなくてはいけなくなるケースもあるようで、創業当時から事業を変えていない会社はわずか17%です。

例え事業内容は同じでも、中身や品質などを時代に合わせて変化させるという企業もあります。

2代目が継承する時には改革が必要?

2代目に継承する時にこそ、会社はイノベーションを検討するべきと言えるでしょう。

何の改革も行わない2代目は、結局創業者におんぶに抱っこの状態ですので社長としての業務を遂行していると言えない状況です。

ただし改革が全て上手くいくとは限りません。

優れた2代目は初代が想像もしなかったことを一手として打ち出しますが、それが後に問題となって訴訟にまで発展してしまう残念なケースもあるようです。

2代目で倒産する大企業の特徴

2代目に交代した途端に事業縮小する会社や破綻状態に追い込まれてしまう会社には、実は共通の特徴があります。

その共通点とは、見栄と体裁にこだわってしまうということです。

社長が交代する際には社屋の建て替えを行ったり、新規事業の立ち上げを行うといった外観を派手にして交代するケースは先行きが怪しい傾向にあります。

2代目社長の浪費で会社が倒産する可能性も

見栄は誰しも張りたくなるもので、ましてや大企業の社長クラスになれば高級車や高級ブランド品に囲まれ、高い食事をするといった傾向が強くなります。

しかし多少の見栄や贅沢は仕方がないとしても、我を失う金銭感覚を麻痺させた行動は会社をつぶしてしまう原因でしかありません。

社長が見栄を張るのは浪費することで、会社のお金をポケットマネーと勘違いしている行動と取られても仕方がありません。

2代目に交代する時に負債が多い

新たに2代目社長に交代する時に、会社が赤字の場合や多額の借金を抱えている場合には事業継承について計画を立てておくことが必要です。

まっさらな状態の財務で業務を始められるように、別会社を立ち上げて事業内容と社員を移し元の会社は倒産させてしまうことも検討する必要があるかもしれません。

2代目社長が倒産させたと言われないためにも

先代から受け継いだ会社を2代目が潰してしまうケースは色々なパターンがあります。

中小企業の場合には、さらにその傾向が強くなりますので会社を継承する際には前もって受け継ぐための準備を行っておくことが大切です。