火災保険と火災共済の違いとは?

賃貸や持ち家を問わず、私たちは家に住むとなると必ず火災保険に加入しますよね。
保障内容が多様になる中で、火災共済の内容を検討したという人もいるでしょう。
一見すると、どちらも同じような内容に見えるのですが、違う部分はあるのでしょうか?
今回の記事では、両者の違いについて解説したいと思います。

明確な違いは、利益目的かどうか

同じ住宅に対する保障を扱っていても、「保険」と「共済」では何がちがうのでしょうか?
第一に言える違いとしては、利益目的で保障内容を提供しているのかどうかになります。
私たちの目からすると、どちらも同じように見えますよね。

確かに、保険の場合は加入すると、提供している保険会社の利益に直接繋がりますよね。
もちろん、保険加入者のいざという時に備える、助けになるという理念はありますが、それだけでは会社の経営はできません。
そのため、保険商品をどのくらいの人たちに契約してもらえたかというのは、企業経営と同じで重要視されるのです。

反対に、共済を見てみましょう。
火災共済に限らず、みなさんの周りにも○○共済というものがありませんか?
共済は、いざという時に備えて、共済に加入している組合員がお金を出し合い、そのお金から補償をする形になります。
つまり、共済に加入した人たちでお互いを助け合う仕組みになっていると言えますよね。

この関係性は、利益を追求する目的とはかけ離れているでしょう。
このように、利益を追求しているのかどうかによって、両者には決定的な違いが見られるのです。

保障内容等の違いはあるのか?

先程は、利益目的かどうかに注目して解説しましたが、その他の部分の違いもあります。
例えば、共済の場合は、事前に「組合員」にならなければ共済の加入ができませんので、誰でも自由に加入ができる訳ではありません。
そう考えると、保険の場合は、基本的に加入者を限定するようなことはありませんから、誰でも加入ができるでしょう。

そして、金額的な面はどうでしょうか?
金額的な面においても、大きな違いがあります。

保険の場合は、様々なオプションを設けたり、保障内容の種類が充実していたりしますので、みなさんにあった保険を探すことができます。
その一方で、内容が充実している分、複数を組み合わせるとなると、保険料が割高になりやすいという特徴を持っているでしょう。
従って、様々なケースを想定して、保障をしっかりとしておきたいという人にとっては、加入が向いていますよね。

また、保険料が割高になる分、個人のニーズをしっかりと聞いてもらいやすいという特徴があります。
そのため、相談面だけでなく、保険金が下りるまでの細かなサービス面も欲しいと考えている人は、保険の方がオススメできるでしょう。

共済の場合は、とにかく保険と比べると共済金がお得な金額になっていることが多いです。
ですので、安い金額で保障を得たいというニーズの人にとっては向いているかもしれません。
しかし、掛け金が安めに設定されている分、保険と比べると保障内容の種類や組み合わせのレパートリーが少ない傾向があります。

なぜなら、組合員全体で保障を得るという形のため、自由に保障内容を決められてしまうと、掛け金や保障の面で帳尻が合わなくなってしまうからです。
つまり、みんなで共有している内容を、誰か一人でもいじってしまうと、上手く運用ができなくなってしまいますよね。
このようなことを防ぐために、パッケージ化したり、種類が少なめであったりすると言えるでしょう。

どちらがいいのか検討する際は、月々の支払い額だけでなく、保障内容の範囲や種類が選べるのかどうかも、しっかりと確認しておきたいですね。

まとめ

今回は、火災保険と火災共済の違いについて解説しました。
住宅関係では誰でも必須の保険になりますから、自分で選べる際は、金額面や保障内容に注目して検討してみて下さい。
特に近年は、自然災害での住宅の被害も多く見られますから、この点の保証がどうなっているのかも確認しておいた方がいいでしょう。
住宅関係は、被害があると大きな出費に必ずなりますから、安心できる内容を選びたいですね。

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