脅威の新型コロナウィルスとは?

その他のリスク

最近、マスクをつけて歩いている人が目立つようになりました。
特に今はコロナウィルスが流行しているため、感染予防対策として装着している方も多いですよね。
日本でも感染者が確認されて以来、不安が募る一方でしょう。
今回は、コロナウィルスとはどのような病気なのか、詳しくご説明したいと思います。

症状や感染に至る特徴をおさらいしよう

世間では、ウイルスについて様々な情報が飛び交っていますが、中には詳しくは知らないけど大変だと思っている人もいますよね。
簡単にですが、どのような症状がでるのか、感染のきっかけになるのは何なのかを確認しておきましょう。
予防等をするにしても、病期の詳しい知識を知らなければ対応できませんよね。

・どのような症状がでるのか?

そもそも、コロナウィルスと言っても、どのような病気なのでしょうか?
ここまで話題になっているのは、今まで人間に感染することのなかったウイルスが、人間に感染しているのがポイントになります。
つまり、人間から見ると、今までの病気では見られなかった「新種」という扱いになるでしょう。

今までにも、人間に感染して大きな被害を生み出したウイルスはありました。
例えば、SARSはみなさんの記憶にも残っているのでないでしょうか?
SARSの流行時も、感染しないかどうか、様々な対策が講じられていましたよね。
現在、人間に感染するウイルスは6種類あると言われていますが、その症状には重症化するものとそうでないものがあります。
しかし今回のように、中国に留まらず、世界でも感染者が見られているとなると、楽観視していいものではないでしょう。

症状としては、風邪のような症状であると考えられています。
例えば、発熱や咳です。
また、何がきっかけで重症化に至るのかはまだ不明ですが、何らかの基礎疾患やお年寄りのように免疫力が低い人たちには注意が呼びかけられていますよね。
なぜなら、感染者の調査をした際に、基礎疾患がある人の割合が高めであったという調査がありましたので、より予防が必要だと思われるでしょう。

このように、誰もが感染のリスクがある中でも、上記の人たちは一層予防や対策に注意を払わなければならないことまでは分かっています。

・どうやって感染するのか?

感染には、飛沫感染と接触感染の2パターンがあります。
いずれも、咳やつば、くしゃみによって、空気中から、または触れた物から感染していってしまいますよね。
ですので、流行中はなるべく人の集まるような場所にはいかないというのが、一番の対策になるかもしれません。
行く際は、マスクをつける等、飛沫感染を防ぐような対策を取って置くのがベストですね。

また、電車のつり革等、外出先で触れる可能性のある物には、感染源となるウイルスが含まれている可能性があります。
つい先日も、有名テーマパークが感染拡大の防止として、キャラクターとの触れ合いを自粛するような動きが見られましたよね。
これも、キャラクターに触れた際にウイルスが付着してしまい、他の人へ移ってしまうのを防ぐための対策だと言えるでしょう。

少し気をつけたいのは、コロナウィルスは人から移る可能性はありますが、ペットから移ってしまうことはありません。
感染症の中には、動物を経由して移る場合もありますが、今回は違いますのでご安心下さい。

日本では、大勢の人が重症化した話は聞きませんが、中国での状況は混乱を極めています。
専用の病院を急いで建設する等、その対策に関係機関が日夜追われていることは、ニュースを見てご存知かもしれません。
このような状況で、みなさん自身ができることはないのでしょうか?

ウイルスへの対策法や現在の状況はどうなっているの?

コロナウィルスの動向は、不明確な部分も多いです。
ここからは、みなさん自身がすでに行っている、今からでもできる対策や、現在の状況を知っておきましょう。

・基本的な予防策は手洗いとうがい

飛沫感染を防ぐためには、マスクをつけることが感染へのリスクを小さくする手段になりますが、やはり大事なのは基本的な予防です。

それは、手洗いとうがいになります。
すべての病気の基本になりますが、やはり日常的に物を掴むように、菌と触れる機会が多いのは手や口になりますよね。
これらをきちんと行っているだけでも、感染のリスクを限りなく小さくすることができます。
さらにアルコール除菌のようなツールも活用して、予防に努めるのもいいでしょう。

また、風邪と同じように咳の症状が見られる場合は、周りへの飛散を防ぐためにマスクをつける等、咳エチケットを徹底してもいいですよね。
いくら健康にしている人であっても、周囲の配慮が欠けてしまっては、その人も体調を悪くしてしまうでしょう。
これは、ウイルス対策に限らず、インフルエンザや一般的な風邪と同じような対応になりますよね。

見方を変えると、今回の状況をきっかけに、少しでも症状が怪しい時はエチケットとしてマスクをつけることを、習慣づけてもいいかもしれません。
感染症対策は、自分だけでできる方法もありますが、周りの人と協力してできることもありますよね。
お互いに感染しないためにも、できることはしておきましょう。

・潜伏期間や移りやすさはどうなの?

症状ができるまでにかかる潜伏期間は、およそ14日とも言われていますし、WHOの報告では、2日~10日程度とも言われています。
個人差があると言ってしまえばそれまでですが、長くて2週間くらいはあるものだと思って下さい。
そうなると、比較的移りやすいものなの?と思ってしまう人もいるでしょう。

移りやすさは、実際のところまだ分かっていません。
現在までで分かっているのは、インフルエンザと同じくらいという情報くらいですから、断言しにくいと言えますね。

・現段階での感染者の状況は?

現段階で、感染者は3万人以上、死者は600人以上になっていると言われています。
その大変を占めているのは、やはり発生した中国になり、感染者の数に減少傾向が見られたもののまだ予断を許さない状況でしょう。
徐々に感染者が減っているとしても、圧倒的に猛威を振るっていましたから、中々安心できない状態ですよね。

日本の大きなニュースとしては、ここ数日でクルーズ船での集団感染が話題になっています。
乗船している乗客の中に、21人の日本人の感染が確認されたのです。
その他にも、アジアを問わず、ヨーロッパ等の旅行客の感染も確認されていますから、これ以上の拡大がないように願うしかありません。
その後のニュースでは、日本人の船内での感染者が増えたこと、重症化している人が1人いることが明らかにされました(2020年2月7日現在)。

この出来事の結果、日本国内での感染が認められたのは80人を越えましたので、その影響力が迫ってきていることを意味しているのかもしれませんね。

現在、ウイルスに特化した治療法が確立していない状況です。
ですので、感染が分かったとしても、出ている症状に対しての対処治療しかできないような状況になるでしょう。
つまり、根本的にウイルスに効果を与えることはできません。

海外でも、治療法や発生源を特定するために、調査・研究を進めようと力を尽くしている状態です。
ですが、最初の段階での感染力が強力だったために、未だに詳しい調査ができないという状況でもありますよね。
根本的な治療法が出来上がるのかどうかは、今後の動向次第とも言えるでしょう。

参考URL
首相官邸(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html)
厚生労働省
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html)
NHKNEWSWEB
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200207/k10012276451000.html)
日本経済新聞
(https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/)

まとめ

今回はコロナウィルスについて、現在までの状況をまとめました。
基本的にはインフルエンザ対策と同じように、日頃から予防をしていれば、感染するリスクを小さくすることができます。
日本国内では、「流行」という表現は大々的に使われていませんが、中国での状況を見ると不安になってしまいますよね。
感染者のニュースを見るとどうしても不安になってしまいがちですが、自分の身を守る対策を徹底していきましょう。