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教育、学習支援業のリスク

事故というと園や学校側の責任が問われると考えがちですが、全てに管理上の責任が発生するとは言えません。
中には過失によって発生する事故もあり、その場合はミスがなくても事故に繋がり紛争問題に至ることもあるため注意が必要です。
そして事故を責任問題だと職員が捉えてしまうと、叱責や処分を恐れ事故の事柄を報告しなくなる可能性がありますので、事故に対する考え方は幅広く持つことが大切です。

人は誰でもミスを起こすもの

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教員と生徒(幼稚園教員と園児)は人と人ですので、人的ミス以外にも感覚や受け取り方の違いで問題に発展してしまうこともあります。どのようなリスクがあるかをまず把握しておき、いざ発生した時にはどう対応するかについて対策を講じておくことが必要です。

教育的ハラスメント問題

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教える立場と学ぶ立場の考えが一致していればハラスメントは起こりません。しかし学ぶ側の意欲や動機が乏しい時に教える側が強く教えようとするとハラスメントが生じます。
教育をする立場としては、嫌がっていても学ぶべき大切なことは教えなくてはいけないという考え方を持ってしまうかもしれません。しかし学ぶ側との合意がなければハラスメントになる危うい状況であることを理解しておきましょう。

体罰なのかの区分を

学校教育法では、教育上必要があると認められる場合には文部科学大臣の定めるところで児童や生徒、学生に懲戒を加えることはできても体罰を加えることはできないと定めています。ただし懲戒と体罰の区分は必ずしも明確であるとはいえません。教職員が熱心に教育するという気持ちが、体罰を起こす可能性も想定しなくてはならないでしょう。

教員のメンタル問題

疲労や消耗感、人と距離を置きたがる傾向があらわれることや、達成感が後退するといった「燃え尽き症候群」と呼ばれる状況は、対人サービスでの労働から生じることが多い傾向にあります。
人間関係やストレス反応を低減させるためのメンタル的な問題と言われていますので、変化し続ける認知や行動の努力プロセスのあり方が問われることになるでしょう。

労働管理や環境の問題

メンタルヘルスに関しては、長時間労働や交代制勤務等が健康に及ぼす影響と、職場環境や作業条件がメンタルヘルスに及ぼす影響について分析していきます。その中で教職員の労働環境とその改善が求められます。

子どものいじめ問題

いじめ問題の中でも最近特に問題視されているのは、インターネットを利用した匿名での書き込みによる誹謗中傷をはじめとしたトラブルです。
SNSやメールなどを使用するケースや、学校裏サイトと呼ばれる特定のサイトで言葉の暴力が原因となり不登校や自殺といった問題へと発展しています。
ネットのいじめは深刻な社会問題となっており、実態がつかみにくいことからも子どもたちと交流しながら信頼関係を築くことが大切です。

インターネット経由の犯罪被害

インターネットはいじめだけでなく犯罪として使われることもあり、著作権侵害、違法ポルノ、不正アクセス、ネット詐欺、個人情報流出など様々なサイバーテロと呼ばれるものまで広範囲に渡ります。
被害者になる可能性だけでなく、知らない間に加害者になっているケースもあるため、教育や指導については重要度が増す一方だと言えるでしょう。
特に出会い系サイトを利用して被害に遭う児童も多く、アクセス手段としては携帯電話を使用したものが大半です。
このような有害情報から子ども達を守るために、フィルタリングソフトを導入するといった対処も必要です。ただしこれはあくまで対処療養的なことなので過信すると危険です。
フィルタリングソフトだけでなく、システム全体は常に最新状態を保つことが必要となるでしょう。

給食の安全問題

食物アレルギーとは、特定の食品を飲食し体内に取り込まれると拒絶反応などがあらわれる免疫反応のことですがアナフィラキシーショックなどの危険性もあります。
給食の提供については、食品衛生法施行規則などで特定原材料等として表示することの義務(推奨)が規定されています。
乳幼児から幼児期にかけて食物アレルギーの主な原因となるものの半数以上が鶏卵と牛乳です。青年期へと成長するにつれて甲殻類を原因とする事例が増えていき、成人期以降になると甲殻類、小麦、魚類、果物などが主なアレルギー食品へと変わっていきます。

安全配慮義務の問題

安全配慮義務は学校教育法に定められている義務で、教育活動を実施するにあたり児童や生徒の生命や安全を守るべき義務を負うことが義務付けられています。
最近の例では運動会の組体操で生徒がケガを負うなど、安全でない活動をさせたことで学校や教育委員会を相手とした裁判が起こるといったケースもあります。

権利や個人情報の侵害

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児童や生徒が作成した作品などは著作物として扱われます。著作物は、思想や感情を創作的に表現したもので、学術、文芸、美術、音楽などの範囲に属するものが該当します。
その作品など出来た時点から権利として発生しますので、幼稚園や学校などで著作物を取り扱うケースは大変多いことから知識と理解を深めておくことが必要になります。
また、写真などの肖像物に関しても許可なしにインターネット上に掲載することや、連絡網を作成することもクレーム問題へと発展することになり兼ねませんので、保護者の許可などを得ることにも注意が必要です。

海外留学の問題

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海外留学を希望する学生のためには、事前に外務省が発信している渡航情報などを確認し、安全な国であってもできるだけ危険な場所へは近寄らないようにするなど説明しておくことが大切です。
さらに留学で環境の変化や勉強のストレスが重なり、精神的に不安定になるといったことも考えられますので、同じ文化圏や境遇の人同士で悩みを話合うことができる状況を設けるといった工夫も大切です。

ヒヤリ・ハット と危険予知訓練を

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教育現場には様々なリスクが取り巻いていますが、災害や危険を回避するためには、ヒヤリ・ハット事例の収集や危険因子についてグループで話し合うなど危険予知訓を日常的に実施することも必要です。
園や校内で事故に繋がる可能性のある実験や運動、校外での授業や移動については、どのような場合に危険が発生しやすいのかを洗い出して検討していきましょう。

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