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医療機関のリスク

医療機関において発生する医療事故は様々な方面で大きく取り上げられています。人医療も獣医療も医療が向上するための目的と方向性は同じだと言えます。
そのため医療事故をなくすために病院全体でその対策に取り組んでいくことが必要なことにも変わりありません。
医療の安全確保のために事故が発生した場合には病院全体の問題として捉え、人は誤りを起こすことを前提として組織的に対策を講じていく必要があります。

治療行為のヒューマンエラー

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医療は数字で表すことができない不確実さから考えても、治療行為にはヒューマンエラーが発生するものだと考える必要があります。
しかし医学の発展で医療に対する社会要求が高まる中、医療者に求められるものはそのエラーをコントロールする能力と言えるでしょう。
ミスが発生した理由を検証し、原因となったものを排除していくことリスクマネジメントに取り組むことが必要となります。

医療機関の認識するべきリスク

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医療機関で認識するべきと言われているリスクを大きく分類すると、ファイナンシャルリスクとビジネスリスクに分けることができます。それぞれの項目に対して具体的な対策を講じていくことが大切になります。

ファイナンシャルリスク

病院を経営するにおける財務面でのリスクがファイナンシャルリスクです。従来のような政策保護での病院経営は通用しなくなったことで、一般企業と同じように経営管理を実施していくことが求められます。
内部監査システムを構築し、ベンチマークと比較した管理統制が中心に行われます。

ビジネスリスク

医療を取り巻くリスクとして取り上げられる医療事故や紛争などのリスクそのものがビジネスリスクです。
医療事故が発生してしまう原因には、次のような施設設備、人、環境などそれぞれの要因が引き金となるケースが多く見られます。

  • 診療記録の不備
  • 医療知識、技術の未熟性や独善性
  • 薬剤の過誤使用
  • チーム医療の未成熟、意思の疎通性の欠落
  • 施設診療能力不足

医療の特性を理解しておく

患者それぞれ体質や症状が異なり、施術する医療も結果が予測しにくいという不確実性があります。
予測外の事象が医療事故に繋がる可能性があり、不確実性をどのくらいコントロールすることができるかがポイントになります。

事故発生時の対応

人的ミスや事故が発生した時には速やかに周囲の職員に報告し、同じようなミスが発生することを回避していく必要があります。
スタッフの間でミスの否定や隠ぺい、懲罰し合うことはリスクを回避する可能性を否定することになります。
リスクを放置したままでは顧客を危険にさらし、病院の経済的損失に繋げる危険性を高めることになることを理解しておきましょう。

医療法改正による賠償リスク

医療法改正により、医療法人運営においての理事、監事、評議員の責任は明文化され、会社法上と類似の義務と責任を負担することになりました。
法人訴訟や第三者訴訟など、直接的な損害を被る可能性が極めて高くなったと言えます。訴訟リスクを懸念するために積極的や独創的な判断ができなくなる可能性もあり、そのことが要因となって企業の発展や活性化の妨げになることも考えられます。

介護分野のリスク

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介護分野でのリスクマネジメントは、介護中にベッドや椅子から転落や転倒するなどの事故を回避するための方法です。
高齢になれば心身の機能は著しく低下し、微動だせず静止した状態にいるわけでも介護者の思い通りに動けるわけでもありません。

要介護者の気持ちの理解が必要

長時間椅子に座っていれば体に痛みが発して動かそうとするでしょうが、介護者側が要介護者の気持ちを汲み取ることができなければ介護事故のリスクは増加することになります。
要介護者の支援サービス中に危険に晒してしまわないように、介護福祉施設ではリスクマネジメントを積極的に取り組む必要があります。

介護に求められるリスク対策

介護福祉施設で事故が発生すれば、要介護者の心身にダメージを負わせその家族や地域からの信頼も失うことになります。
しかし事故を防止するために要介護者を押さえつけるというわけにもいきませんので、適切なリスクマネジメントの方法としてヒヤリハット報告を行うことが必要です。

ヒヤリハット報告とは

事故発生にはならなかったけれど、介護を実施している際にヒヤっとしたことやハッと気が付いたことがあれば報告して事故を未然に防ぐという方法がヒヤリハット報告です。
状況によって生まれるリスクを把握し、それぞれに対しての策を講じて行くことが必要になります。事故が起こった場合には情報を精査し、再発防止策を検討していきましょう。その際には要介護者やその家族の声にも耳を傾けることが必要です。

リスクを生まない流れを作る

介護施設全体でリスク対策をシステムの1つとして捉え、リスクを発生させない流れを作り出していくことが必要です。
介護事故は介護者のみが気を付けていれば起こらないというわけではなく、危険のない環境を介護施設側が作っておく必要があります。
アセスメントからサービスを実施し、モニタリングを経てリスク対策の改善の取り組みを行うサイクルで動くことが必要です。

介護事故への対応

介護事故防止に向けて取り組みを行ったとしても、完全に事故の発生を遮断できるとは限りません。利用者の送迎、食事、入浴などどのサービスにもリスクが潜んでいますし生命に関わる可能性もあります。
もしも起きてしまった事故を発見した時、もしくは自身が事故を起こしてしまった時には落ち着いて迅速かつ的確な対応を行う必要があります。
事前にリスクを想定しておき、それぞれの対応を手順書として整備しておくことで対応をスムーズに取ることができるでしょう。

社会福祉法の改正による役員の責任

社会福祉法人に関して、改正社会福祉法で理事、監事、評議員又は会計監査人は、社会福祉法人に対し任務を怠ったことにより生じた損害を賠償する責任を負うことが規定されています。(法第45条の20第1項)そのため役員は万一の損害賠償リスクに備えておかなければなりません。

施設全体がリスクに取り組む必要がある

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リスクを回避するためには職員同士の報告体制を運用することが必要です。そのためにも職員研修を実施し、必要な知識やスキルを習得していくようにしましょう。
また、日常から要介護者とその家族とコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を構築していくことも必要です。

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